ScanSnap v. AcrobatX
最近帰宅が遅いのと、自炊にかまけているので、更新のペースが上がらない。
自炊の方も、こないだまで二度手間の嵐だったが、先週あたりからやっと手順が確立できて、作業が軌道に乗りはじめた。
- カラー自動は認識当てにしない
- 解像度はカラー/グレー/白黒ともに『スーパーファイン』で統一
- 自動回転補正は当てにしない
- 自動傾き補正は当てにしない
- 雑誌はカラー/白黒に分けた後で、それぞれカラー300dpi/グレー300dpiで読み込み
- ノベルズや漫画は、時々挟まるカラーページを除いて(結構変色しているため)白黒600dpiで読み込み
…ようするに、原稿種類を見て、ユーザ側ですべてをコントロールしろということ^^;
実は、スキャンした雑誌の中身を確認して、カラーの雑誌が途中から突然グレーになったり、モノクロの記事で途中から突然二値になったりしていたのに愕然としたため、処分前の雑誌をほどいて再度スキャンしてしまった。
滅多に読み返さなければ、サイズが小さい方がいいような気もするが、それでも300dp二値でソースコードを読むのはちょっとしんどい。
あと、表紙カバーの扱いについて、背表紙を切り離したり、切らずにスキャンしてAcrobat上でトリミングしたり、いろいろ試したが、結局『表紙と背表紙の間のみ切る』で落ち着いている。Acrobat上でトリミングしても、切ったデータは実はデータとして残っているため、カバーについては二重持ちになってしまう。
残念なのは、最初期のデータは背表紙を廃棄してしまっていることだが、これは致し方ない。
さて、こうやって切り離したカバーは、折りしろを折ったままスキャナに通すため、どうしても横向きにセットしないと安定しない。また本体については、裁断で油断すると、かなり斜めに切れてしまうため、この場合は裁ち切りの部分を底にしてセットしないと傾く可能性が高い。
もっとも、A5判以下のサイズだと、横向きにセットした方が読み取り時間は短くなるので、最近では表紙カバーとともに横向きで読み込んでいるが、残念なことにScanSnapでは横向き原稿の回転機能がない。『自動回転補正』はあるが、完全には信頼しかねるし、中途半端に誤認識するぐらいなら、Acrobatで『全奇数ページ』と『全偶数ページ』で回転をかける方がよっぽど安心できる。
ここで、最新のAcrobatXでは、アクションウィザードなる、これら一連の作業をプリセットできる機能があるというので、ひとまず体験版を試用してみたが…、この手の処理は苦手と見えて手作業でやる方がよっぽど速いという結果になっている。
メリットがあるとすれば、手数とそれに伴う操作ミスがなくなるぐらい。オフィシャルサイトでは、特定のケースを取り上げて「作業時間が大幅に短縮」などとアピールしているが、自炊に使っている者としては、ページ回転については改善の余地があると思う。
いや待てよ、1ページずつ回転をかけるのに較べたら、確かに作業時間は圧倒的に短いか(笑)。
あと『スキャン文書のサイズが大幅に圧縮』という売りも、よく見たらOCRを使う前提の話みたい。というわけで、AcrobatXの本格導入は、まぁOffice2010を使わざるをえなくなるか、9に超致命的なセキュリティホールが露見して、もうサポートしませんと宣言されるかするまでは見送りか。
ところで、Acrobat9Standardなら最初から持っていたんだけど、Acrobat無しでもうちっと安いモデルは出せなかったもんでしょうか?≫富士通さん
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