WINKEY nano touch Plus 2.4G
小型で2.4GHzワイヤレスでポインティングデバイスつき、という、フライトシマー(一部例外除く)にうってつけなタッチバッドつきキーボードを見つけてしまった。
Windows7で対応した(というかパクった?)2本指スクロールに対応している。試す機会が無いが、アプリケーションで対応していれば、おそらく回転やら拡大縮小やらもできるのだろう。
これで、箱に書いてある対応OSがなぜかVistaまでだったりするが、本当にWindows7が出る前の製品だとしたらたいしたものである。
さて、とりあえずFS2004の2Dコクピットのダイヤル上で上下スクロールを試したところ、見事に数値が増減してくれた。これは、某携帯オーディオプレイヤーを意識しまくったネーミングなのを差し引いても、予想以上の買い物だった。もっとも、普通のホイールのような物理的なインデックスがないので、きっちり狙った数字にするのは少々めんどい。
ところでこのキーボード(&タッチパッド)、最近のUSB入力デバイスではよくあることだが、付属のドライバCDがない。ドライバはWindows標準の物を使えということ。標準ドライバでここまでできるなら、付属CD無しでも文句ないが、ネット上では一部で評価を落としているようだ。
すなわち、タップはできるけどスクロールが使えない、つくづく専用ドライバ(またはユーティリティ)が無いのが悔やまれる、など。
それらの人の多くは、タッチパッドでスクロールといえばパッドの端をこするスタイルで長年やってきた人と予想され、PC歴が長いぶんだけ非MSなタブレット端末の類いに抵抗を感じて手を出していない人たちではないかと勝手に想像している。私も似たような思考で、あえてタブレットPCを敬遠してLet’s Noteを買った人である。
さもなければ、Windows7にそういう機能がついたのを知りながら、Vista以前で対応しないのを恨めしく思っている人かもしれない。
ちなみに、冒頭の『一部例外』とは、キーボードその他入力デバイスの移動が不要な「専用のゲーム環境(それも充分広い)を構築している人」あるいは「キーボードすら要らないほどボタンやダイヤルを充実させている人」のことである。残念ながらまだ目撃したことはない。