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写真

京セラツリー

メリークリスマス

と言いつつ京セラツリーの消灯ギリギリにどうにか帰宅する私。

さて、京セラ本社ビルのイルミネーションを撮りに行くのは今回で3回目(ビルだけのライトアップを入れたら4回目)、毎年同じような演し物をわざわざ撮るのは、別にウデが上がったのを計りたいわけではなく、ただ新兵器を試したいだけなのであった。

今回のネタは、先述の28-300mm f/3.5-5.6Gと、買ったのは大昔だけど 円偏光フィルタと間違って買っただけのため 存在を忘れていたクロスフィルタ。三脚も担いでいったけど、結局全部手持ちで切った。

まずは28-300mmのこと。18-200DXの実質焦点距離に合わせたのは、やっぱり単純にスケールアップすることで開発を楽にしようとしたのだろうか(内部構造を根本的に変えてきたなら失礼しました)。おかげで18-200DXは完全にカバーされてしまった。

で、ワイド端で固定するスイッチがついていることに、本日使う時に初めて気づいた(取説なにそれ?)。18-200DXが持ち運び中にびよよーんと伸びるのは、ネットでもしばしば指摘されていたと思うが、思うにこれがメーカーの回答であろう。ただ今のところは、スイッチに頼らなくても、ズームリングはかなり重い(不快なほどではない)。使っているうちにスカスカになってくるのだろうか?

11倍ズームがFXになりました、って言ってXGAに縮小した写真をアップロードするのもどうかと思うが、一応試し撮りとして結果を上げておく。


さて、いよいよクロスフィルタの出番。といっても取り付けるだけ(汗)。直接調整できるのは十字の角度だけで、さすがに十字の伸び具合は直接制御できないようだ。と素人丸出しのコメントをしておく。

正直なところ、こういう効果はさりげなく使うのが個人的には好みなのだが、今回は初回なので、寄ってボカして、目一杯目立たせて撮ってみた。なかなか使いこなすのは難しそうだ(結局何段階か必要?)が、果たして今度使う機会はいつになることやら。



2010/12/24 23:59 | カテゴリー:ただの日記, 写真 | コメント(0)

伏見稲荷と東山トレイル

11月21日(日) 天気晴 単独行

どうやら11月中で最高のお天気な休日になりそうなので、急遽フィールドワークを敢行する。

本日の目標は

  • 伏見稲荷が『紅葉の名所』かどうかを確かめる
  • 南禅寺奥の院から若王子神社に出られる地形を確かめる
  • 往復いずれかの交通費をかけない(笑)

…念のためお断りしておくと、伏見稲荷と南禅寺は直線でも5km以上離れているので、歩きでハシゴするのは、たぶん一般にはお薦めできないので気をつけていただきたい。いやこの時期なら案外バスとかより速かったりする…ことはないか(笑)。

第1区: 高瀬橋~稲荷山権太夫

「往復いずれか」とは書いたが、実際のところ、あわよくば南禅寺あたりで夕景を拝めるような時間調整も兼ねて、伏見稲荷まで歩くことは決めていた。いつもは最寄りの駅へのアプローチということで歩程の勘定には入れていないが、今回は高瀬橋をスタートと定めて、七瀬川に沿って歩く。

さすがに通しで歩いたことは今までなかったが、やけに小綺麗に整備されている。案外ボーッと過ごせる穴場かもしれない。特に竹田街道とR24の間の区間は、どっちの道も直接横断するのが難しい秘境?とみられる(今回も通れなかった)、ただ近鉄がやかましいかもしれない。

七瀬川
七瀬川
七瀬川

七瀬川区間終了後もアミダくじのように北東に向かって進み、名神高速を潜ったあたりで大和街道に出る。半分予想したとおり、伏見稲荷参詣待ちのクルマが、JR奈良線の踏切を越えたところまで繋がっていた。一方通行でこれをやられると、単に通過したいだけのクルマはたまらない。外拝殿やら社務所やら改築中なのに、紅葉の名所とアナウンスされているわけでもないのに何ですかこの人出わ(汗)。

伏見稲荷
外拝殿は工事中
伏見稲荷
社務所も工事中
伏見稲荷
紅葉もなくはない

むろん歩きは何の問題もなく入場。稲荷山を通り抜けるだけなら真っ直ぐ登ってもよいが、紅葉の名所かどうか見届けるために、今回は東山トレイルのコースなりに奥社に回る。

さて、今回どうして伏見稲荷が紅葉の名所という話が出てきたかというと、某ネコのマンガに伏見稲荷をモデルにした場所があって、そこが紅葉の名所として描かれていたから。実際に千本鳥居で橙色の(紅色はたぶんいまいち)紅葉が散っていたりしたら素敵ですよね(あっしまった)ということである。

千本鳥居
千本鳥居は緑の中
千本鳥居
通るのはなぜかいつも左側
千本鳥居
鳥居というより檻かも

というわけで本殿から奥の院まで歩いたが、外拝殿までの参道沿いに多少植わっていた以外では、特別に植えたような気配はない。そしてここからは原生林なので、少なくとも人工的な紅葉の林はますます期待はできないであろう。となると、こういう書き方は無粋だが、作者の人はどのようにして、伏見稲荷と紅葉をひっつけるに至ったのか気になる。

まあ、その手の名所の一面紅葉というのも確かに壮観だが、そういう人工的な庭とは別の意味で、先々週の台高山脈のように雑多な紅葉がひしめいていたり、今回の稲荷山のように、山林の中に偶に紅葉があるという絵も悪くない。

三玉亭三辻
三辻でひと休み
権太夫四辻
阪神高速つながった

第2区: 稲荷山周回

トレイル2番、権太夫の四辻から一旦トレイルを外れて、稲荷山頂周回コースを時計回りに歩く。とにかく本日は時間を潰さないといけない。

ちょうど眼力さんに紅葉が1本あったので撮らせていただく。さすがに、確実に30分はかかる周回コースに入り込む観光客はそれほどいない。なんとなく神々しい雰囲気を保っている周回コース北側の原生林の中を歩いていると、いつもは道なき道を進むのも厭わない私でも、何となく樹林に入り込む気が起こらないものである。

大杉付近
大杉の木漏れ陽
眼力社
眼力社の紅葉
清明舎
清明舎の紅葉

剱石
剱石より
春繁社
春繁社付近の原生林

稲荷山は何回も登っているが、今回初めて気がついた。大台ヶ原は、木道とロープを使ってコースから外れないようにしているが、稲荷山は、原生林を保護するために、千本鳥居を使って同じことを狙っているのではないのだろうか? 人間、コースを外れるなとあららさまに禁じられたら外れたくなるものだが、柵であるということを気づかせずに巧妙に観光名所を装っているとしたら、そしてそれを何百年も昔から狙ってやっていたとしたら、これは文化庁もUNESCOもびっくりな快挙と言えるかもしれない。

そしてそのことに気づかない人間は、奥の院までの千本鳥居を体験したあとは、そこから多少鳥居がまばらになったり朽ちていたりしても、なぜかそこに見えない壁を感じるものである。ただし、こんな感じに道標があって、明らかに道がついている場合は除く。

末廣滝分岐
『末廣滝一丁』の道標
末廣滝上の分かれ道
3道分岐(右の道は画面外)

…って、今回なぜか『末廣滝一丁』と書いてある、その一ノ峰手前の分岐が気になった。独り旅だし、時間も余裕あるので、何か発見できるかもと期待して、サブコースのサブコースと洒落込むことにする。

と思ったら、突然道が3つに分かれる。Coloradoの地図では道が2本しかないことになっていたので、1回の往復で全容がわかると思っていたのに、のっけから計算違いだ。

朽ちた鳥居跡のある真ん中が一番古いと思われるが、ダンジョンでは左手沿いに進む(右手だったかも)の鉄則に従って、とりあえず一番左を選択。一丁進んでも滝は発見できなかった代わりに、またしても地図に載ってない十字路を発見。ただし親切にも行き先が書いてある。今回は地図に載っている?深草方面の下山路を選択。ちなみに残る2本は、それぞれ滑石越(醍醐道)と大石神社に出るらしい。

稲荷山南東尾根道
伏見稲荷にこんな山道が
山科方面分岐十字路
南東尾根の十字路

進んですぐに、眼下にお社と鉄骨の舞台が出現。舞台に下りてみたら、上下20mはあるような岩が祀られていた。その名も『大岩神社』。大岩神社といえば、名神高速の向かい側の大岩山にあると思っていたら、こっち側にもあったというわけだ。というかインパクトはこちらが上かも。

先客が般若心経をあげていたので、今回は撮影は遠慮してさらに下りると今度は『小岩神社』を発見。ついさっき大岩を見たところということもあって、大きさのギャップに驚く…とりあえず廻る順番は逆だったかもしれない。

末廣社と思われる建物の下まで下りたところで三叉路になった。どうやらこれが地図に載ってない直登ルートらしい。地図どおりだと、もっと下りて登り返しのルートを覚悟していたのでちょっともうけた。いずれにしても、このあたりは今後何回か開拓に来ることになるだろう。しかし本殿付近の大混雑がウソのように静まりかえった場所である。

さんざん引っ張って何だが、あとで確認したら、今回通ったいずれの道も、山中何箇所かに掲示されている地図のいずれかに載っていたりする(笑)。

小岩神社
小岩神社
末廣滝
末廣滝に沿って下りる
末廣社下
末廣滝直登ルート分岐

さて周回コースに戻って、最高峰一ノ峰を通過。ここでも紅葉が1本だけあったので、お狐さまと一緒に撮らせていただく。

ここらへんから人が増えてくる。どうやら一ノ峰まで往復という人は多いらしい。稲荷山の尾根筋ということもあり、周回路北側と違って明るい雰囲気である。

一ノ峰
一ノ峰の紅葉
二ノ峰
二ノ峰の紅葉

三ノ峰には紅葉は見当たらなかったが、キツネ色のお猫さまに遭遇。これはサブサブコースで時間潰したおかげかもしれん。ただ水を飲んでいた所へ出会い頭だったのでびびらせてしまったようだ。

三ノ峰
三ノ峰のお猫さま
三ノ峰
お猫さま逃げた
三ノ峰~権太夫
三ノ峰~権太夫の紅葉

第3区: 権太夫~将軍塚

お昼を回ってようやくトレイルに復帰。事あるごとに鳥居形電飾がつく展望所から確かめると、やっぱり目立つ紅葉は外拝殿の外側、駐車場付近にしかないようだ。

鳥居電飾台
権太夫裏の鳥居電飾台
鳥居電飾台の展望
紅葉は入り口付近だけ
五社の滝入口
五社の滝は色づき前

稲荷山を下りて、クルマやらバスやら観光客やらでごった返す泉涌寺、今熊野観音を通り抜ける。鳥戸野陵道に入ると、クルマが入れないだけあって、沿道の石段の落ち葉もそのままの、のんびりした雰囲気に一変する。滑石越はさすがに忙しいが、阿弥陀ヶ峰に入ると、もはや梅小路のSLが時折鳴らす汽笛の音しか聞こえない。

泉涌寺山門
観光客だらけの泉涌寺
今熊野観音寺
同・今熊野観音寺
今熊野観音寺
鳥戸野陵道の紅葉

鳥戸野陵道脇の石段
晩秋の一景
阿弥陀ヶ峰道(京女の森)
京女の森はいつもの休日

清水山も、麓の大変な(と思う)状況とは裏腹に、時折ハイカーとすれ違うだけの静かな雰囲気だが、この区間はさすがにメジャーな観光地が近いだけあって、お子さん連れの比率が多かったような気がする。

清水山南麓
R1から清水山
清水山南口
清水寺裏口は夜間閉鎖中
清閑寺山石塔
北からのトレイルでこれを見たら行き過ぎ

清水山中
清水山中の山道
菊谷
清水山・将軍塚の間の菊谷
東山山頂公園
東山山頂公園

東山山頂公園に到着すると、駐車場から溢れるぐらいのクルマが来ているのにびっくり。混雑の正体は、将軍塚が紅葉の名所になっていること。庭園は有料だが、大日堂までは無料で、この区域だけでも先を急ぐハイカーにとっては充分かもしれない。

青蓮院大日堂
青蓮院大日堂
青蓮院大日堂

青蓮院大日堂
青蓮院大日堂
青蓮院大日堂

第4区: 将軍塚~若王子神社

三条通に下りてからも、引き続きトレイルに従って日向大神宮に入る。日向さんの紅葉も、本数は少ないながら見頃になっている。せっかく本殿まで上がったので、天の岩戸ルートで七福思案処まで進んで、本日のトレイルトレースはここで終了。ここから、問題の南禅寺奥の院に下りる。

高台寺山下山路
高台寺山下山路
尊勝院
粟田口尊勝院
日ノ岡
蹴上も大渋滞中

蹴上インクライン
蹴上インクライン
日向大神宮
日向大神宮
日向大神宮
日向さんの縁結び

日向大神宮
日向さん本殿裏
日向大神宮
本殿裏の紅葉
南禅寺奥の院
若王子山は滝右手の階段から

前回ここを訪れた時は、トレイルは外れないつもりで、地図も武装も無しの完全に手ぶらでのハイキングだったため、ちょっと歩いたところで コワくなって 大文字山登山道のどこかに合流すると判断して引き返したが、帰って地図確認したら、そのまま北側に曲がって若王子神社裏の墓地まで行けそうに見えたので悔しがったものである。今回は、開拓に成功するのはほぼ確実だったが、あわよくば夕景スポットの穴場発見を期待する。

しかし、気合いを入れて進んだ割に、超軽装の観光客3グループ7人ほどとすれ違ってしまってショック(汗)。というか前回こんな道できてたっけ!? 確かに反対側から『新島襄先生墓』の案内を見たらお墓まではやってきそうだし、そこから道が続いているようなら進んでしまいそうな雰囲気ではある。

若王子山への谷道
こんな道ついてたっけ!?
大文字山分岐その1
Colorado(昭文社)の地図にだけ載ってる大文字山への道(右)
大文字山分岐その2
地形図に載っている大文字山への道(右)

新島襄先生墓
新島襄先生墓付近にて
猪よけフェンス前
猪よけフェンス前にて
新島襄先生墓の道標
こういう案内があったら超軽装でも入るかも

延長戦: 若王子神社~蹴上

夕景スポットも結局見当たらなかったので、せっかくだから明るいうちに永観堂南禅寺も撮影するべく、さっさと下りて観光客の群れに飛び込む。とにかく普通に歩けないほどの混雑には恐れ入った。

若王子神社
若王子神社
琵琶湖疎水
若王子神社下の疎水
南禅寺三門
紅葉越しに南禅寺三門

南禅寺勅使門
南禅寺勅使門
南禅寺三門
南禅寺三門
南禅寺水路閣
水路閣越しに

蹴上から地下鉄で竹田まで帰る。本日の交通費はこの250円のみ。しかしまさか烏丸線で積み残されるとは思わんかった。楽してバスに乗り換えようと思って最後尾の車両に並んだのがまずかった。秋の京都おそるべし。

蹴上から都ホテル
蹴上の夕暮れ
蹴上浄水場
蹴上浄水場
蹴上インクライン
蹴上インクライン

蹴上から南禅寺三門
南禅寺三門
蹴上発電所
薄暮の蹴上発電所
菊水さん
インクラインから菊水さん


距離高低図

本日の距離高低図


時間高低図

本日の時間高低図

2010/11/23 22:44 | カテゴリー:おさんぽ, ハイキング, 写真 | コメント(0)

大台ヶ原

2010年11月7日(日) 天気曇時々晴 愛猫会他メンバー6人

避暑(!)のために計画したつもりが、紅葉の時期にずれ込んだ大台ヶ原。時期がよすぎて駐車場が心配ということで、早朝出発を試みる。西大台地区が立入禁止でなかったら、小処温泉から登るつもりで駐車場の心配なんかしなくてよかったのに、何年先でも大台ヶ原は逃げないと思っていたのが誤算であった。

単独ならいくらでも早く出発するところだが、メンバーによっては始発電車で移動経路上にご足労いただく関係で、朝6時過ぎに四条烏丸を出発。

大台ヶ原駐車場

駐車場はガラガラ

やはり大台ヶ原は遠く、到着は9時を少し回ってしまったが、予想に反して駐車場はガラガラ(汗)。「紅葉は見頃過ぎ」というアナウンスだけでなく、これもやはり、高速道路タイムバーゲンの影響かもしれない。みんな高速で行きやすい、または高速でしか行けない場所に殺到するのだ。

さて、大台ヶ原(東地区)は基本的に周回コースとなっている。右回りか左回りか迷うところだが、日出ヶ岳の[主峰]と大蛇嵓(だいじゃぐら)の[インパクト]と、どちらの魅力を後に取っておきたいかで判断していただければと思う。ただし、乗合やツアーで帰らないといけないなど、下山時刻に制約がある場合は、当然ながら見に行きたい方を先にした方がよい。また大蛇嵓~駐車場の区間はマイナス150mの谷渡りで時間の計算がしにくいので、安全を期するなら1周にこだわらず中道を通った方がいいかもしれない。

第1区: →日出ヶ岳

我々はそもそもコースも各ポイントも未経験なので、どちらから回るかはサイコロでも振って決めるしかない。「『ストックの向くまま』と宣言して帰る方向に倒す」という持ちネタは、スタート早々ゆえ憚られたのでメンバーに意見を求めた結果、軒並み天の邪鬼につき、人間の本能に反する時計回りを選択した。

駐車場入口脇の苔単勝路を回ってから、遊歩道本線を日出ヶ岳に向かって歩く。序盤から、所々落ち葉が積もっているコンクリートの舗装路で少し拍子抜け。しかし京都周辺の杉林とは違った雰囲気の山林に期待が膨らむ。

苔探勝路
苔探勝路を歩く
苔探勝路の苔
苔探勝路の苔
苔探勝路の苔
苔探勝路の苔

主周回コースに出たあと25分ばかり歩いて、主峰直下の鞍部に到達。ここで初めて熊野灘が視界に入る。

天気は絶好にはほど遠かったが、それでも熊野灘は楽勝で見えた。こちら1年に400日雨が降ると言われているので、どうやら残りマイナス35日のうちの1日に運良く当たった(笑)ようだ。滅多に来られないところなので、これだけ視界があれば文句は言えない。

展望デッキから見下ろすと、尾鷲の街がすぐ近くに見えて、ここからなら歩いてでも駅まで行けそうな気もするが、実際には直線でも10km以上離れているそうな。

展望デッキ
展望デッキに到着
展望デッキより日出ヶ岳
日出ヶ岳に向けて呼吸を整える
展望デッキより尾鷲方面
曇りだけど熊野灘は見える

展望デッキで力を蓄えて、いよいよ山頂アタック?開始。大台ヶ原名物の立ち枯れが見え始める中、ほんの6分ほど登って日出ヶ岳に到着。避難所を兼ねた展望台と一等三角点のある立派な頂上である。愛猫会史上最高地点だ。しばらく360度の眺望を楽しむ。

山頂直下の斜面
日出ヶ岳下の立ち枯れ
日出ヶ岳三角点
日出ヶ岳三角点
正木峠
正木峠=潮岬方面

尾鷲方面
尾鷲方面
大峯方面
大峯方面
大杉谷方面
大杉谷=志摩方面

参考までに、ベストな時は、山頂から富士山が見えるらしい(売店に証拠写真あり)。果たしてドライブウェイが通行可能な時期に、これだけ見えるのは年に何回あるだろうか? 少なくとも平日に本業を抱えているアマチュア写真屋がこれに当たるなら、その運を宝クジを当てるのに使った方がいい、ような気がする。

第2区: →正木が原

風が強くて身体が冷えるので、山頂からは早々に退散。先ほどの展望デッキを通り過ぎて、正木峰(正木峠?)に登り返し。

日出ヶ岳下山
正木峠に向かう
トウヒ
立ち枯れ
正木峰から日出ヶ岳
正木峰から日出ヶ岳

シロヤシオの並木を抜けたあとは、本格的な立ち枯れの風景が始まる。大台が原の写真といえば、大抵ここの写真になる。みんな半分ぐらいこの風景を目当てにやってくるのかもしれないが、本当は、元の樹林に戻したいみたい。少なくとも、立ち枯れがこれ以上広がらない努力はされているようだ。



私は大台ヶ原って大昔から今みたいな風景かと思っていたのだが、実際は、そうなったきっかけは意外と最近で伊勢湾台風らしい。台風で樹林の一部が倒れて、それが引き金でみるみる立ち枯れが広がったらしい。

ということは、日本百名山は、つまり裸山になる前の大台ヶ原に対して選定されたのであった。裸山になってから?有名になるとはねえ。

植生保護のため、ここまでの道はすべて舗装か、立派な木道が組まれている。ここで「お遍路では、橋の上で杖をついてはいけないルール」の話が出る。地元のクイズなのでたまたま知っていたが、木橋にせよ石橋にせよ、杖をついたら傷むけど、そのまま注意しても掻き捨てる恥しか持ち合わせていない旅人は聞かないので「橋の下には宿を断られた弘法さんが休んでいる」と言って信心に訴えたのだ。あるいは私が木橋の上でストック使っているのを暗に注意しようとしてくれたのかもしれないが、私はもとよりそんなことは承知なので、本日は終日ゴムのキャップをはめている、とストックひっくり返してみたら、キャップに穴が開いていて石突が覗いていた(汗)。さすがに手応えなり音なりでわかるはずなので、直接突いたことはなかっただろうが、これは不覚。

とりあえず木道の上で使うのやめようと思った時は既に遅く、木道はそのあたりでおしまい。正木峠以降は生きている木が混ざりはじめて、道も石ゴロゴロの山道に変わった。

正木が原
正木が原に入る
正木が原
正木が原の立ち枯れ
正木が原
正木が原の倒木

正木が原
幹が朽ちてなお立っている
正木が原
正木が原から正木峰

第3区: →大蛇嵓

正木が原からおよそ10分で尾鷲辻に到着。ここから尾鷲方面の下山路と駐車場へのショートカットルートが分岐するが、当然予定どおりのコースをとる。

東屋があったので昼食。本当はもう少し先の牛石ヶ原の方が開放的で昼食には好適とのことだが、ここで数組のグループがストーブを使っていた。なるほど周囲に草木のない東屋あたりがストーブには好適かもしれない、というか牛石ヶ原では使うの憚られるかもと思ったため、無理矢理ここでお昼を広げる。結果的に、牛石ヶ原でもストーブは普通に使われていた(汗)。ストーブでメンバーに即席みそしる提供。しかし混ぜたり具を拾ったりする道具を忘れる^^;

牛石

牛に見えんこともない

弁当をたたんで歩くこと15分、神武天皇の巨大な銅像(たぶん想像図)に迎えられて、牛石ヶ原に到着。牛石ってこれのことらしい。昔の人は何でも思いつくなあ。

ところでこの神武天皇像、どっちを向いているのか気になったが、どうも尾鷲の方を向いているようだ。少なくとも大和や九州は向いていない。尾鷲の方といえば、ムリにこじつければ上陸地点だが、まあ単純にハイキングコースに正対させようとしただけのような気もする。

大勢のハイカーが休憩する中を素通りすると、立ち枯れと笹は見納め。ここからは普通の山道に変わる。10分足らずで大蛇嵓分岐に到着。

台高山脈

台高山脈の絶壁だが…?

向かう途中で右手に絶壁(紅葉つき)を発見して感動して、木々越しにもかかわらず写真まで撮ったが、結果的にこれはほんの序の口にすぎなかった。戻り道で同じ場所を通った時には「ふーん」で終わってしまうのが、考えようによっては恐ろしい。

というわけで、いよいよ大蛇嵓に取り付く。岩を登った先には、対面の尾根まで何もない絶壁が広がっていた。日出ヶ岳への木道にある柵は、両脇の草木を守るためだったのかもしれないが、ここにある柵は、まさしく人間の命を守るための物である。

800m下には熊野川支流の東の川が、ちょうど晴れ間にかかって光っている。

紅葉は見頃過ぎと言われていたが、確かにコース沿いの葉っぱはほとんど散っている一方で、大蛇嵓から見る台高山脈中腹の紅葉は、最高の見頃。まさに錦に見立てるにふさわしい、赤と黄色の入り交じった自然の紅葉である。

大蛇嵓とりつき
岩によじ登ると…
台高山脈
さっきの絶壁が遮る物なし
大蛇嵓
先端までこわごわ下りる

大蛇嵓
足下には一面の紅葉
北山川
日差しを映す東の川
大蛇嵓
紅葉の向こうには大峰山

ところで『嵓』とは何か? 帰ってから調べたら『岩』の異体字らしい。なるほど言われてみれば。というか『岩』の方が後にできたらしい。

以下単に想像だが

「山の上にある石」ということで『嵒』という文字ができて、

「山は上部にもってくる」というトレンド!?のせいで『嵓』になって、

いつの間にか『品』が石を表すことが忘れられて「なんで品物なの!?」ということで会意文字化して『岩』になったのではないかと。

その結果「山に石が埋まっている」みたいな形になってしまったが、まあ「山のような石」と読むことで、別に山の上にかどうかは無関係な「デカい石」の意味として生まれ変わった、のかどうかは責任が持てないので注意いただきたい(笑)。

あと、どうして『ぐら』と読むのかがまだわからない。地図を見たら周辺にも「○○ぐら」なるポイントがいくつかあるので、現地語なのかもしれない。もっとも歩いている時は「『ぐら』といったら股ぐらぐらいしか思いつかん。でも蛇の股ぐらっていまいちイメージしにくい」とかアホらしい会話をしていたような気がする。

ちなみに案内板の英語はDaijagura RockではなくDaijagura Cliffである。この場合、英語の方が実用的のようだ。

大蛇嵓分岐

鹿が出た

周回コースに戻ったところで、今までどこにいたのか鹿の群に遭遇。これがまた図太くて、ガン見しても「鹿がおるぞ」と騒いでも「熊が出た」の声にも一向に動じない(人騒がせなマネはやめてください)。たぶん我々が、柵からこっちに出て来られないか、出て来ようとしないことを知っているに違いない。

第4区: 西大台隣接コース→???

「ここからのアップダウンは急峻」との警告があったが、まあ一般向けの警告かと思ってどんどん進むと、下り道のワイルドさはともかくとして、どこまで下りるのか不安になってくる。既に駐車場の標高を大きく割り込んでいるため、近い将来に下りた分だけ登り返さないといけない。やっぱり最低限高低差つきのガイドブックは見ておくべきであろう。

シオカラ谷横断コース
ここからは原生林の趣
シオカラ谷
吊橋の下で休憩
シオカラ谷
150m下でこの水量

結局、150m下りてシオカラ谷を吊橋で渡る。かなりの水量のある谷ではあるが、よく考えたらここですら伊吹山より高いことに驚く。

プラス50mのつづら折れの石段を一気に登り返す。しばらく平坦路で歩きながら一息ついたあたりで、再び50mの石段が現れる。もしかしたらきっちり計算して作っているのかもしれない。

このあたりのスギゴケは、正直苔探勝路の苔よりも立派であった。

シオカラ谷横断コース
最後の登り石段
スギゴケ
スギゴケ
バス停裏の樹林
またいつか来よう

最後に、昔ながらの樹林を残している緩勾配の区間をゆっくり50m登れば、駐車場のバス停裏に到着。本日の道程は9.1kmなり。

距離高低図

本日の距離高低図


時間高低図

本日の時間高低図

さて帰りは寄り道して、温泉でひとっ風呂浴びて帰ることにする。近辺で、日が暮れてからもやっている温泉といえばスーパー銭湯っぽい施設しか見当たらないが、さて津風呂湖と大宇陀のどちらにするか? といっても名前以外の情報がないので選びようがない。結局「同じ道を(なるべく)通らない」というポリシーにより近い大宇陀に決定。

絶景と温泉で充電、というより私についてはガス抜き完了(笑)。当分の間は(遠出に対する)禁断症状が出ないものと期待したい。あと大宇陀温泉については、温泉自体には文句はなかったけど、よく考えたら大宇陀は曽爾高原の時のために取っておいた方がよかったかもしれない。津風呂湖は、大峰山の帰りに寄ることにしよう。いつになるか知らんけど。

2010/11/08 01:48 | カテゴリー:おさんぽ, ハイキング, 写真 | コメント(0)

日吉130km

11月3日、丹波高原ロードレースの応援に便乗して、R477の走り潰しに出動。

ぶっちゃけ、こういうきっかけでもないとあの恐ろしい老ノ坂を越える気は起こらないものだが、今回は丹波道無料化なんていうイベントが発生中なので、もしかしたら自転車に優しい(易しいの誤りではない)峠になっているのではなかろうか、と期待して、既にレギュラーと化しているD700を背負って出発した。

伏見→丹波町

朝8時台という時間帯ということもあって、沓掛からトンネルまで1台のクルマにも抜かれない(というか下り線にクルマを見かけない)という快挙を達成した。さすが無料化と感心する。

亀岡に降りてからは相応の交通量だったが、終盤の観音峠も含めて、それほどコワい思いをせずに競技場に到着した。が、それ以上に出発が遅かった(二度寝した)せいで、到着時刻はレーススタート15分前。こりゃ知り合い探すのは無駄と判断して、10km折り返し点に移動。

丹波高原ロードレース10km折り返し

選手を撮るのは自粛しました

私としては穴場と思っていたけど、近所の家のご家族が総出で(手製のハタなんか作って)出てきたので、たちまち人出が9倍に膨れあがった。これではTV中継が来ても目立てない(来ません)。

聞いた話、交通規制とかのボランティアも、最寄りの家の方なんだって。迂回路のビラの束を抱えていたけど、ハーフ含めて競技中にやってきたクルマが5台だったりして、あとはほとんど寒い寒い言いながら開店休業状態だった。うん走るには絶好の気候だったと思う。私も薄手のジャンパーとか用意しときゃよかったと思ったことが6回ぐらいあった。

さて、10kmの方はジャミーさん夫妻が宣言どおりやってきた。もし2人揃ってやってきたら写真に撮るつもりだったが、ダンナが4分も置いて走ってきたのでパス。残念でした。

ハーフの方は…? こっちも室長夫妻が走るはずだったけど見かけられず。馬群に沈んで見つけられんかったか? まさか関門に引っかかるはずはないんだけど。一応最後尾まで見届けて撤収。いやあ身体が冷えた。

丹波→日吉

丹波の道の駅でお昼でもと思ったら、スーパーと一体化していたみたいなのでトイレ休憩のみ。家から持ち出した菓子パン1個で出発。ルートは日吉に抜ける府道80号(初見)。

平地が途切れたところで突然+30mの坂道が現れて焦るが、それを登り切れば、あとはゴルフコースに挟まれた1.5車線の道を市町境の峠までゆっくり登って、あとはJR山陰線踏切まで単調に降りる。クルマにもそれほど出会わず、スムーズに走り抜けられた。

日吉中心部から日吉ダムは、当然ながらダムと同じ高さだけ上らなければならない。既にいいかげん消耗しているので、+50mをゆるゆる登る。

日吉ダムは実に9年ぶり。紅葉のシーズンには少し早いか? と思ったが、ダム東側の並木はいい感じに色づき始めていた。今回はダム内の見学は見送り。

日吉ダム西詰より放流側
ダム西詰より放流側
日吉ダム西詰よりダム湖
ダム西詰よりダム湖
日吉ダム東詰の並木は色づきはじめ
ダム東詰の並木

ダム湖東からダム方向
ダム湖東からダムを望む
晩秋の日光を写す湖面
対岸の府道を望む
世木ダム
9年前は中洲はなかった

日吉→八木

ダム湖と桂川北岸を、9年前と同じR477出合地点まで走る。この区間はやたら自転車に出会った。桂川CRか(笑)。といっても、今回は要所でザックひっくり返して写真撮ったりなんかしていたので、もっぱら追い抜かれてばっかり。やっぱりSLR背負って遠出は、重量以上に手間の面ででかいハンデがある。

桂川区間はものの5km程度で終了して、問題のR477に到達。標識に小浜と五条天神川が並んでいるのに一瞬考え込んでしまった(笑)。いや決して間違いではないが、なんとなく新鮮に見てしまう。

R477合流点標識
右側が未踏破区間
宇津峡方面
R477から宇津峡方面

幸いにして、時間も体力も食料もなんとか保ちそうだったので(カロリーメイト1箱だけでか!?)計画どおり右方向の未踏破区間に突入。

R477の山道

左も絶壁、右も絶壁

実はこの道、標高とか事前に調べていなかった。進みはじめてものの500mで、クルマの離合困難で、両側が杉林あるいは絶壁な道と化した、までは驚かなかったのだが、5kmにわたって+150mの坂道がダラダラ続くとは思わなかった。どこまで続くのか? Colorado300には答えが書いてあるけど、走りながら確かめるのは困難。いや実際にいっぺん走ってみないと判らないかも。

神吉峠(仮名)

峠から神吉方面

それにしてもこの国道、今さら言うのも何だが「とにかく同じ番号をたどっていけば路線上の経由地あるいは終点に行ける」という最低限の(一応頼れる)機能しか持っていない、まことに男らしい道である。

さて神吉上の三叉路を越えたら峠(とりあえず神吉峠と言っておく)はもうすぐ。結局観音峠より100mも高かった。これまでしんどかった分まとめて休む、が、ものの数分で身体が冷える(笑)。

休憩中、反対側から自転車がやけに元気よく登ってきたので感心していたら、その方向へ30mも降りないうちに、やけに真っ平らな田園風景を発見。私ゃ150mから登ってきたはずなのにこれはないやろう(何が!?)。

正体は神吉集落。実に標高300mの田園地帯である。平らなところは極力田んぼにして、家は斜面に建てているのがちょっとおもしろい。

神吉の田園地帯
天空の田んぼ
神吉集落
極力平地を避ける家々

R477は平地の北の端を通っているが、日吉ダムにまっすぐ向かう府道50号は、田んぼのど真ん中をR477と並行して突っ切っている。水尾峠(同じく府道50号)から下りてきた場合、特に高度に気をつけていない限りは普通の平地に見えるので、この地形の特異さに気づかないかもしれない。そういった意味で、自分基準のひみつ基地度はかなり高い。

神吉下で府道50号に合流してから廻り田池(神吉池)までは9年前も通った区間だが、さてその廻り田池で思案する。今回のR477トレースはここまでにして水尾峠に向かうか、八木まで下りて往路と同じ老ノ坂を越えるか? 結局今日通った道を避けるよりも、目前の未踏破区間を走る興味が勝って、八木に向かうことにした。あと、水尾ルートだと、嵯峨鳥居本にたどり着くまで手持ちのカロリーメイト1箱以外当てにできないスリルも味わえるところだったから(笑)。

廻り田池
廻り田池はすっからかん
水尾峠分岐
右側がR477未踏区間

下り坂にかかって再び谷の土手っ腹を突っ切る道となったが、神吉までと違って谷側はわりと開けていて圧迫感は感じない。圧迫感といえば、道幅もダンプと二輪がすれ違える程度には広くなっている…ってダンプがひっきりなしにやって来るやんか(汗)。えらい所に迷い込んでしまった(迷ってません)。

色づきはじめる絶壁

四輪ではたぶん撮れません

そんな中、対岸の絶壁を撮った写真がこれ。たぶん二輪だからこそ撮れる写真である。四輪を停めて撮るのはちょっとお薦めしない。理由は上に書いたとおり。

山を下りきるまでは、少なくともダンプに追いつかれることはないと思うので、下りとしては問題ない区間かもしれない(ただし対向車には充分注意)。反対に登りは…走りたくないなあ(笑)。

八木→伏見

そんなわけで、桂川を渡って商店街を抜ければ八木駅前、R9に到着。頑張って走った割には、往路の中間点より向こう側まで戻された気もするが(笑)、R477はここから園部までR9と重複する。つまり次回は、やっぱり観音峠の手前までは行かなければならない。ひとまず今回は京都方面へのんびり進む。

大堰橋から桂川下流
大堰橋から桂川下流
八木駅前
本日のトレースはこれまで

やはりこの時間帯は、老ノ坂まで相応に交通量は多かったが、まあ老ノ坂上り線は路肩に比較的余裕があるので、へばっていても追い越し車を気にせず登れるのが助かる。

洛西ニュータウンの並木

洛西ニュータウンの夕暮れ

洛西ニュータウンの並木も色づき始めていたが、西山のおかげで夕焼けより先にみるみる暗くなってしまうのが贅沢な難点であろうか。

よく考えたら、京都市内から峠越えて出かけて、曲がりなりにも明るいうちに盆地の内側に戻ってこられたのは非常に珍しい。珍しいといえば、結局本日はお金1円も使わなかった。これもある意味快挙かもしれない!?

というわけで、次回の西方面はついに終端の川園線に突入予定。ぼちぼち通行止め直るかな?

距離高低図

本日の距離高低図

2010/11/04 01:03 | カテゴリー:おさんぽ, 写真, 自転車 | コメント(0)

国会(昔の)訪問その1の2

@恭仁京大極殿=山城国分寺跡。

もし絶好の夕焼け日和だったら、散逸中の輪行セットをかき集めて曽爾高原に出かけるつもりだったが、どうも薄曇りで隙間からお陽さんが覗くのは期待できそうにないため、妙に入手困難なVGAサブモニタをゲットする作戦に切り換え。

せっかくだから京都駅に行くのに噂の『らくなんエクスプレス(Rex)』を試してみようと思ったら、平日のみ運行だって(紹介記事ちゃんと読めよ)。回れ右は嫌いな人なので、そのまま近所の駅まで歩いた。

もしここで引き返すか、はじめから平日のみと知っていたかだったら、京都駅まで自転車だったところだが、それだったら仮に「そういえばそろそろ満開かも!?」と気づいたとしても、午後も15時過ぎてから出かけるなんてことはなかったかもしれない。

出かけるのはいいが、EXLIMが相変わらず充電できないのは困ったものである。まあちょっと走り込んで身体ができてきたので、今回は久しぶりにSLRを担いで出かけることにした。というかレンズ込みで2kg超の今のSLRもって自転車に乗るのは初めてだ。

がんばって輸送した甲斐あって、国分寺跡のコスモスは期待どおり満開だった。

コスモス満開(1)

国分寺跡北より

コスモス畑

国分寺北側から北東方向

先日見かけた『迷路かもしれないもの』は、やっぱり迷路のようだ。ただ、やっぱりちょっと壁薄いかも!?

コスモス迷路

迷路?

七重塔跡あたりの広場は、相変わらず芝がばっちり手入れされている。かつて首都だった所がここまでのんびりした所になっているというギャップが、なんとなくここを魅力的な場所にしているのだ。たいてい先急ぐので1時間といられんけど。

国分寺跡広場

国分寺跡広場

で、芝生を横断して東側のコスモス畑に近づいてみると…

東側のコスモス畑は周囲だけ

国分寺東側

植わっているのは周りだけだった(汗)。何十年かしてヒマになったら手伝いに来んといかんかな。

というわけで、とりあえず来年はこっちを迷路にしましょう(オイ)。

(15時出発というのを完全に忘れて)長居した結果、御幸橋手前で既に真っ暗になってしまった。おまけにリアシフトの高速側が空転しはじめた。ハブやってもうたか!? チェーンが伸びた、ぐらいで勘弁してほしいなあとか思いつつ、そもそも真っ暗でかっ飛ばせるほど明るいライトは装備してないし、いいかげん腹減ったしで、高速側はほとんど使わず帰宅。

帰ってリアシフトをチェックする、までもなく、単にコスモスの枯れた茎が絡まっていただけだった。恐るべしコスモス。

距離高低図

距離高低図(復路泉橋まで)

ちなみにLCD-8000Vは無事ゲット。あとは、サブモニタ以前にいつFSが再び遊べるようになるかが課題か。サーバが壊れて再セットアップするのに役立つのとどっちが早いかな(オイ)。

2010/10/23 23:38 | カテゴリー:おさんぽ, 写真, 自転車 | コメント(0)

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