821SHの塗装のこと
懐かしの「TenGallon hat」をラベルにしてケータイに貼っておいたら「ケータイ換えた!?」の期待通りの声がかかる。
しかし同時に筐体角の塗装剥がれを指摘される。何でそんなとこ注目するんじゃ!?
2年程度常時携帯する物だけに、筐体に傷がつくのを防ぐために、昔は専用ケース、今はラベルを貼っているのだが、昔も今も、まあ側面は保護できていなかった。そこの塗装が剥げているのだ。
で、その部分を触れば触るほどみるみる剥げていく。サイズが薄いのがウリだが塗装も薄いらしい。カタログには「ステンレスの質感」とかうまいこと書いていたようだが、こうなってみると、単に塗装コストを抑えただけとも取れる。
ステンレスだから、塗装と相性が悪いのは理解できる。というか実用上は無塗装でも何ら問題はない(アクセサリー化しているなら、見た目こそが本質なのかも!?)。とりあえず全部剥がして、必要なら再塗装すればいい話…なのだが、ステンレスだけ取り外す方法がわからない。
お好みの外装に交換できるのがウリの後継機種の場合、ご丁寧に専用工具と、それをぶっ差す孔を空けているらしい。それほど簡単ではないにせよ、開け方さえわかればどうにかなると思ってはいたが、当局がウルサイのか? 検索してもちっとも見つからん(マスキングして塗装した話はいくつかあった)。
むしろ、ショップ&メーカー側のまずい対応についての記事が目立った。なんでも、2年から使うような機種がの塗装が、ものの1週間で剥げるのは欠陥としか思えないのに、店に持ち込んだら有償修理になるとかで憤慨しているユーザが相当数いる。
私としては、故障ならともかく、使用後どれだけの期間で、どれだけのキズがつけばメーカー側の責任になるのかという判断は、結局は他機種との比較になるので非常に難しいと思う。特に塗装などは、期間さえ問題にしなければ、そしてケータイがファッションではなく電化製品であるなら、本来「修理」の対象でも何でもないはずなのだが…
とはいえ、メーカーとしても「そのような不具合はない」という言い方で躱す姿勢はどうかと思う。現実にネットでは不具合報告があふれかえっているというのに。
これでは、ユーザが団結しにくい市場なのをいいことに、各個に潰そうとしていると思われても仕方がないぞ。いくら家電メーカーでも、ヘソでお茶を沸かしたらいかん。