生駒山下調べ
6月27日(日) 天気曇一時雨 単独行
愛猫会のイベントは前日段階で早々に延期決定。この時期の決行判断は難しい。本当の正解は「当日朝になるまでわからない」である。
いったん上がりさえすれば、今晩遅くまでは降らないだろうと踏んで、急遽飛び入り企画を実行。
電車の中で、矢田寺から法隆寺とか、柳生街道から加茂とか考えてみたが、電車から生駒山がわりとはっきり見えたので、登る(&下見する)値打ちはあると再度急遽判断、とはいえ当初のルートは、やっぱりみんなで登るときに取っておきたいので、微妙にひねくれたルートを選ぶ。
第1区: 西ノ京~榁木峠
さて、本来予定のルートは尼ヶ辻からR308だが、京都からの直通の急行が西ノ京に停まってくれるので、六条山から榁木峠の南に出ることにした。
薬師寺五重塔を見ながら出発。しばらくは郊外然とした住宅地が続くが、道の走り方がなかなか適当なところに、道自体については歴史の深さを感じさせる。
六条山を越えると、景色は一気に田植え直後の田んぼメインに変わる。
富雄川を渡ってからの道は、いよいよ左右の田んぼより古いことを主張するがごとく勝手気ままに曲がる。道幅も最低限軽トラがやっと通れる程度。これが本当に国道とは信じられん(今回は最初から違います!!)。
Coloradoで、矢田自然公園にとりつく最短ルートを割り出しながら歩くが、このあたり、田植えが終わって一段落したのか、近くで動いているものと言えばカラスぐらいである。
矢田自然公園に向かうコースは、ここで一旦南に回るが(まっすぐ行くと神社でドンツキなため)、さてその道が雨上がりのせいか沢になっている。
一応舗装路なのでスリップさえ気をつければ問題ないが、プチ峠で右に曲がる道は、本日誰も通ってませんみたいな藪(汗)で、不覚にも足が停まる。道はともかくとして、水気が増えたということで遠征してくるマムシさんと遭遇してしまう可能性を考えないといけない。おまけに曇り空で足下が暗いため、コイツらが路上で寝っ転がっていても踏んづけるまで気づかないかもしれない。今日は舗装路メインと思ってストック持ってこなかったのをちょっと後悔。手頃な得物を拾って、音を立てつつ進む。
200mほど藪を歩いたところで、田んぼ越しに郡山市街を望めるところに出るが、どうも道かどうか怪しい民家と田んぼの境界を歩く。地図に載っているからたぶん道なのだろう!?
舗装道に復帰したところ、やってきた道には進入禁止の記号がついていた(汗)。ダート用の靴でない場合は、先述のプチ峠を直進すれば、少々回り道にはなるがここで合流可能のはずだ。
舗装路とはいえ、ここからの登りは滑り止めつきのコンクリートに変化。遊歩道的な標識で注意喚起されるまでもなく、クルマには厳しい坂道だ。ロードバイクにとってはさらに厳しい。この滑り止めって、ここに限らずロードバイクのタイヤの幅とほぼ一緒なもんだから、特にスピードを落とした時にハマってコントロールを失うことがあるから。こりゃ実走する時は要注意だ。
『御大典記念植林地』の石碑を通り過ぎたところで、坂道も一段落。ところで御大典で植林って? 帰って調べたけど、矢田自然公園が公園指定されたのは昭和40年代。石碑はどう見ても昭和か大正ものなので、公園指定される前に植林されたことになるが、このへんの経緯については、調べているけどまだよくわからない。
舗装がアスファルトに戻ったところで公園の標識が現れる。せっかくなので峠池を見ながら通るルートに入る、所々テーブルが置かれている桜の林で、おそらく桜の季節にはそれなりの名所になると思われるが、それ以外は、通るの難しい場所かもしれない!?。
公園のど真ん中で四つ辻に出る。ここから東明寺経由で矢田寺に行けるらしい。というかこの道が矢田寺への昔から参詣道のようだ。ここは峠池の中央を突っ切る道を進む。
センター脇に矢田寺の参道を示す道標がある。矢田寺と…むろのき、か?
そのまましばらく進むと、いよいよR308と合流。さすがに舗装はされているが、榁木の道標も残されていて、噂どおりのいい雰囲気である。時折軽四やモーターバイクが行き交う中、しばらく歩く。
田んぼと森だったのが、不思議なことに、峠に近づくにつれて建物が目立ち始める。
榁木峠に到着すると、ここに限らず、持ち込んだ地図よりもはるかに詳しい地図があって、どれを通ろうか迷わせてくれる。今回は、いったん国道から離れてスポーツセンターとやらに降りるルートを選んだ。
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