PowerDVD10 v. RadeonHD5450
↑敵同士!?(汗)
さて、BDに仕上げたはずのAVCHDをVHSに変換するというミッション。
VHS(というかアナログ映像入力)をキャプチャして動画ファイルにする機器というのは、PCが無くても動作する物も含めて多数出回っているが、しかしその逆方向の需要は決して絶滅したわけではない。というかこの手の機器の寿命は、それを設置している家屋の寿命と同じオーダーと認識している人は厳然として存在する。それにしても、昔の家電は、最初の1年さえ乗り切ったらほんま壊れんなあ。まあ今さら修理に出しても困るだけかもしれん(笑)。私としてもベルトのメンテで既に3回ぐらい分解しているので、あまり修理には出したくない。
というわけで、PCからS-Videoが出せれば問題ないところだったが、昨年あたりからビデオボードにS端子がつかなくなった。毎度のことながら、必要な時に限ってどこかに行ってしまうのが少々せつない。
今回のミッションのためだけに、S端子つきボードに差し替えるのはきわめて危険なので、アナログVGA(←これさえもDVI端子から変換したやつ)をダウンスキャンコンバータに通したやつをセカンドデスクトップに仕立てる。Windows7のエクスプローラの表示は悲惨だったが、動画をフルスクリーンで再生する分には結構見られる。
ところが、PowerDVD10の縦横比がよくない。XGAでフルスクリーンした場合、上下に黒帯がつくべき縦横比のはずなのに、上下一杯に広がってしまう。これでは相手がワイドテレビでもない限り、まともな縦横比では再生できそうにない。で、強制パンスキャンはあるけど強制レターボックスがない(汗)。
設定開けたら『マルチディスプレイ』の項目が『シングル/プライマリ』で固定されている。善意に解釈すれば、アプリケーションがマルチモニタを認識しないのは、環境が想定外だからであろう。そんなわけで、冒頭の構図が出てきた次第。
いずれにしても、セカンドモニタとして認識されない以上、セカンドモニタの縦横比を見てくれるわけがない。プライマリモニタにフルスクリーンであれば、映像もモニタも16:9なので黒帯もパンもつけない、というキマリがセカンドモニタのXGAにも適用されたということか。じっちゃんの謎は解けた!!
となれば、一時的にS-Video画面をプライマリディスプレイにしてやる。Windows7のスタートメニューをビデオ入力で見たことのある人って、そんなにいないに違いない(笑)。これで、いともあっさりと上下黒帯が出てくれた。
なお、上文では、煩雑さを避けるため、PowerDVDに絞った内容で書いたが、実は途中何度かくじけかけたことがある。
Windows Media Playerなら、セカンドモニタでフルスクリーンにしても、正しいアスペクト比で再生してくれる、のだが、録画開始のタイミング待ちのため一時停止にしていると、いつまでたっても再生コントローラが表示され続けるのが気に入らん。『常に非表示』の設定はないものか。
あと、PCでなく専門のデッキなら、文句なくS端子がついているので、ディスクに焼いて再生することも試みた、といってもうちにあるのは安物のDVDプレイヤーだけなので、DVD-RDLに放り込んで再生した結果、認識しなかったり、途中で読まなくなったり(RDL非対応?)して途方に暮れた。PowerDVDの線が完全に無くなっていたら、DVD-Rに収まるサイズで再エンコードしていたかもしれない。