ごまめの遠足。

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2011年1月

UltraSmooth Fine Paper

そうかフロントトレイはともかく、リアトレイが2つもあるのは、それぞれ別の厚さを受け持っとるわけだ。日頃オフィス設置のMFPのお世話になっている者としては、通常の給紙トレイと手差しトレイの違いって大量にストックできるか1枚単位でセットするかだと思っていたので、こういう分け方は思いつかなかった。もっとも、オフィスMFPでも特殊メディアは手差しのみ対応だったりするので、あながち脈絡がないとも言えんか。

それでリア手差しは用紙ガイドがA4短辺より寄せられないので、0.3~0.5mm厚はA4以上のみプリントできるといういうこと。まあ台紙貼ってさらに分厚くしてフロントからセットするという抜け道はあるけど。そんなことするぐらいならA4で刷ってから裁断すると思う。

そうそう0.5mmより厚い用紙はフロント手差しだが、取説見たら1.3mm厚限定らしい。つまり1.3mmを探してくるか、台紙に貼って1.3mmにするしかない。先日「ニセディスクトレイをでっち上げる」ようなことを書いたが、厚さが決まっているなら少し難易度は上がりそうだ。

待望の週末、やっとマット系用紙を買いに出かける。

とりあえず違いがわかるまでは純正ということで、修行用にフォトマット顔料専用のA4と、勝負用にUltraSmooth File PaperのA3ノビを京都駅前のカメラ屋で購入。ファインアートってA2とA3ノビの2種類しかないのね。おかげでA3かA3ノビかで悩まずにすんだが、せっかく仕事or甲子園用にA3のファイルとキャリーボックスを持っているのに、A3ノビ用を買い直さんといかんかな。

今回、風景屋、それも夜景やら冬景色やら、涼しそうな方が得意なくせに、ファインアートでも暖色系&人物向きとされるUltraSmoothにしたのは、ポートレートをプレゼントするなんていう、比較的マイナーな可能性を考えたから。

あと枚数がVelvetより5枚多かったのもポイントだったが、そのせいでもなかろうが、A3ノビにしては明らかに箱がでかい。Velvetと同じ箱ではダメだったのか!? 会計の人も袋詰めするのにえらい困って、結局巨大な紙袋が出てきた。私としては、地面や自分自身にこすったり風に吹かれて大暴れするような袋を提げるよりは、裸で抱えた方がはるかに楽なところだったが、買う時に言ったのに聞いてくれないので(その場でマイバッグに入れられるような小物ならともかく裸はマズいのかもしれない)、結局地下鉄の中でリパックした。巨大な袋が3分しか使われなかったのは非常に勿体ない。次に純正買う機会があって、箱のサイズが変わってなかったら考えるかな(笑)。

なんにせよ、これでマット系写真印刷の準備は整った。あとは好きになれるかどうか、というかマットが似合う写真が撮れるかどうかが次のハードル。こればっかりは印刷して勉強の繰り返しやろね。

2011/01/23 23:27 | カテゴリー:計算機とか | コメント(0)

レーベル印刷テンプレート for PX-5600

とりあえずG900用のテンプレートから1mm下、0.3mm左にずらして確定。ここまで実に4日もかかるのがすごい。

ということで、現在マットブラックが入っている。これをフォトブラックに入れ替えた場合、150円だか200円だか分のインクを浪費するらしい。もしかしたら、光沢系かマット系か、どちらかだけでも極めるのに何年もかかるであろうから、今の段階でどちらかに決めとけ、という意味のような気もしてきた。

そしてその場合、レーベル印刷にも使う以上(そして光沢レーベルなんてのが現れない限り)、必然的にマットを選択することになるが、さて写真といえば光沢紙にしか印刷したことがない人なので、現段階ではマット系の写真を印刷するという作業が残念ながらイメージできない。というか、好きな時に好きな方で印刷できないというのは、現状ではストレッサーである。いや一応飲み込んで選んだんだけどね。

ただ、標準ソフトに頼らずレーベルが印刷できて、ドライバでメディアの厚さが任意に設定できることを知っている今なら、たとえば化粧ボール紙に120mmの穴を切るとかで、ニセアートボードなディスクトレイをでっち上げることを思いつくことができる。そんなわけで、レーベル印刷できないを理由として5002を選択肢から外したのは軽率だったかも、と思っているところ。まあそれなら買っていたか? となると、賞味期限内にインクを使い切るぐらいに使い倒せる自信がないと言って逃げそう(笑)。

このうえは、フォトに変える気が起こらなくなるほどマット系が面白くなることを期待したいが…? たとえば1年後に、どういうふうに見解が変わっているのか、楽しみでもあり、不安でもある。不安というのは、やっぱり光沢紙専門になって、POPやらレーベルやらは、別に普及品のA4プリンタを買って使っているという可能性のこと。いや普及品とはいえ、インク100回交換するより高価と考えれば、さすがに思いとどまるかな。

2011/01/21 23:39 | カテゴリー:計算機とか | コメント(0)

レーベル印刷 with Illustrator

検索エンジンではまだまだ主力用語な(?)『CDレーベル印刷』だが、DVDRやらBDRやらと較べたら印刷する機会がめっきり減ったので、個人的にはあまり言いたくない。

正確を期するなら『CD/DVD/BDレーベル』などとするべきだろうが、BDの次とかその次とかが出てきたらさらに煩雑になるのではないかと、鬼が笑いそうな心配をしている。

まあたいていの状況では『レーベル印刷』で問題ないだろうと思っているが、国内で『レーベル』といえば、元々『レコード盤の真ん中に貼られていた紙』を意味していたらしいので、誤解されうる状況ではそれなりの配慮が必要かと思われる。

では『ディスクレーベル』はどうかというと、国内での完成度(笑)は上がるけど、英語圏だとディスクはレコード盤の意味も含むので無意味である。

そして国内では『レーベル』と『ラベル』は別物扱いだが、英語圏だと一緒どころか、labelを不用意に『ラベル』と読んだら通じない。どちらも発音は『レーベル』に近い、というネタは、もしかしたらテストで1点儲かるかもしれないので覚えておくべきであろう。

…とんでもない前フリだが、さてIllustratorでいわゆるレーベル印刷をする方法について、方法と現状の課題をまとめておく。

PM-950Cの時代から、メーカー提供のレーベル印刷アプリ(名前失念)を使わずにきていたのは、当時のバージョンが印刷領域の内径を任意に調整できなかったことにある。このためワイドエリアでは、内側がチクワの断面のようになっていた。今のバージョン(Multi-PhotoQuicker)では改善されているようなので、とりあえず使用を見送る理由はなくなっている。

テンプレート作成方法
  • A4縦のページを新規作成
  • ページ左上に、印字領域外径(たとえば118Φ)と、その中心を貫く十文字を細線で描く
  • いらないディスクにテストプリントしてひたすら位置調整
  • 満足できる位置が確定したら、全オブジェクトを白色にしてレイヤをロック(とにかく中心にスマートガイドできればよい)
  • レイヤを作る(この段階では何もしない)
  • もう1枚レイヤを作って、ページぴったりの白色矩形(枠線無色)を描く
  • ↑で確定した中心で、印字領域外径と内径(たとえば118Φ/22φ)の白色円を描く
  • 3つのオブジェクトを複合パス化(これで印字領域以外がマスクできる)、不用意に移動しないようにロック
  • ページ外に日付でも書いておけば、バージョン管理できる
  • テンプレートとして保存
データ作成方法
  • 必要なら、最上位レイヤのマスクを不可視にする(ただし印刷時には忘れずに戻すこと)
  • 真ん中のレイヤを選択して、納得いくまでレーベルデータ作成
  • 印刷は『定形紙(手差し)』を選択(EPSONプリンタの場合)
  • なぜか位置がずれる場合は、とりあえず『プリント』メニュー『一般』タブの『配置』の調整で対処
  • 恒常的にずれる場合は、テンプレートを修正(日付も更新すること)
テンプレートメンテ方法
  • 別のディスクを使うなどで印字可能領域を変えたい場合は、最上位(マスク)レイヤを複製
  • それまでの印字領域は、また使うかもしれないので、削除せずに不可視にしておく
  • 複製したレイヤをアンロック
  • 複合パス解除
  • 外径/内径あるいは両方を、適当なサイズで作り直し
  • 再度複合パス化→ロック
利点
  • 当然ながら、ベクトルグラフィックが使える(使う機会はあまりないけど)
  • テキストの文字間/行間/長短形の調整が自在
  • シリーズものの場合、過去話数のオブジェクトをページ外に逃がすことで、ファイルを1個にまとめつつ、いつでも過去話数を再印刷できる
欠点と課題
  • テンプレートを完成させるまでがめんどい
  • 有料(すくなくとも、レーベル印刷だけのために買うソフトでは絶対にない)
  • もしかしたら、レーベル印刷位置を常に確実に合わせることは、Multi-PhotoQuicker以外には不可能かもしれない

欠点1は、手間かけるのが楽しい人種にとってはなんでもない。欠点2は、既に持っていれば問題ない。問題は最後の項目で、とりあえずPX-G900では、印字領域の径を変えたら印刷がずれるような印象があった。

物理的な印刷位置のセットが

  1. ディスクトレイ(のマーク)だけ見て行われている場合
  2. ずれるのは単に機構的な誤差にすぎず取り越し苦労なんだけど

  3. ディスクの印字可能領域(=白い部分)まで見て調整されている場合
  4. Illustratorの印字可能領域の大きさによってずれ幅が一意に決まるのなら、マスクレイヤをその分ずらして対応することはできる。

  5. セットした位置情報が独自のフォーマットでPCに返送される場合
  6. 現状ではMulti-PrintQuickerのみが受けられるはずなので、こうなったらちょっとお手上げ。あくまでMulti-PrintQuicker以外を使うなら、精度が要求される印刷では1枚以上の本番と全く同じディスクを、試し刷り用に消費することになるであろう。

困ったことに、どれが真実なのかはネットのどこにも見当たらない(それこそ機種によっても違うかもしれん)。わざわざ標準のソフト使わずに苦心している人はいないか、さもなくば、Illustrator使っているレベルの人にとっては常識なのかもしれない。

いずれにしても、PX-5600はローディングの精度も向上しているであろうから、使い込んではっきりさせたいものである。まずは5600用のテンプレートを作るか(←まだ印刷してない!!)。というか、5600設置して最初にやるのがレーベル印刷というのも我ながら人を食っているが、正直大判の写真なんてのは、コツとか癖とか体系とかを理解しないまま漫然と印刷できるものではないから、と言い訳しておく。やるとしたら次の週末かな。

ちなみに、G900のディスクトレイは明らかに使い回し不可。5600のトレイは、何やらラックっぽいものがついていて、なかなか期待したくなる形をしている。

2011/01/17 22:01 | カテゴリー:Windows, 計算機とか | コメント(0)

PX-5600設置

雪の週末だが、冬型ということで、伏見としてはまとまった積雪は期待できないところだったが、朝の気温が氷点下を大きく下回ったということで、朝までに降った分は微妙に積もっていた。風も、強い冬型という割には思ったほど強くなかったので、雪見に出かけてもよかったかもしれない。前日の段階で出かけないモードになっていると、切り替えるのが難しいという話。まあ日中までには、薄化粧も剥がれてしまったけど。

結局、さすがにもう道も凍ってないやろうという時間帯にバイクで巡回して帰る。ついでに寄った近所の関西資本の大手量販店(なぜ伏せる)、営業が21時までということで、これまでインクカートリッジの平日ならびに緊急の調達に重宝していたが、#55のセットは陳列なし(汗)。G5300のユーザはいるらしく#53ならあったので、黒2色だけなら手に入るという状況である。5600かG5300か選ぶ時に、このへんも考えておくべきだったかもしれない。

A3の写真用紙も見たところ1種類のみ。近所ではもう1件、無線屋さんの量販店もあって未チェックだが、まあ距離はともかく時間的には京都駅前のカメラ量販店の22時の方が有利であろう。

そう、結局PX-5600を選んで先週月曜に配達してもらっていたのだが、本日オフにしたためにようやく設置作業(というか用地確保)を行う。当面の使い方は、常時マットブラックで、私のスイッチが入った時にフォトブラックにスイッチという方針。

本日開梱してみたら、エプソンサイトのダウンロードリストには出ている『ソフトウェアガイド』の冊子が入っていない。いや入っていないのが正しいらしい。コスト削減と理解しているが、果たしてその真意は「コレ選ぶようなレベルの人ならDLできるだろうからいいや」なのか「コレ選ぶようなレベルの人なら、どうせ一緒につけた『かんたん○○』とか『Easy○○』やら使わんやろな」なのか(笑)。

実際私も、Illustratorでディスクレーベルも長尺も問題なければ、ドライバとICCプロファイルだけダウンロードして使うつもりなので、本当は操作ガイドの冊子もセットアップCDも要らないんだけど、さすがにこのあたりは最低限の装備と決まっているのかもしれない。

逆に、もしIllustratorでレーベルの印字位置がきっちりコントロールできんとか、長尺が1mぐらいしか印刷できんといった問題が出たら、Multi-PrintQuickerを使わせてもらわんといかん。

さて、現在の室外がマイナス2℃、で、雪が降ったりしているから、明朝は23mmのタイヤでは厳しいコンディションになりそうだ。徒歩で出勤する覚悟をしておく。

2011/01/16 23:54 | カテゴリー:ただの日記 | コメント(0)

加茂町散策

1月9日 天気曇時々晴一時霧雨 愛猫裏メンバー2人

加茂町(木津川市)の浄瑠璃寺・岩船寺界隈を案内せよとの指令が下る。依頼人の目標は、今後いつでも(私の案内無しでも)、両寺の間を歩いて往来できるようになりたい、ただしそれぞれのお寺のアプローチはバスを使うとのこと。

ということで、今回は、当尾(とうの)散策と絡めて、近鉄奈良駅からJR加茂駅に至るルートを仕立てて臨んだ。

結果的に散策路付近については目的は果たしたが、いつもの藪をつつく系のプランニングのおかげで、むしろその前後が印象的な散歩になった。依頼人には一度ならずUターンさせたり、不安に陥れたりして申し訳ない。

第1課: 近鉄奈良から浄瑠璃寺

最初の目標は、浄瑠璃寺南口バス停。南口という名前にもかかわらず、地形図上はお寺正面に回り込んでいるようだが、それでもバス路線を歩くよりはずいぶん近いと計算。

なるべく幹線道路は通らないように、転害門から裏道に入り、川上町の信号でR369柳生街道に合流。

登大路町
登大路町から東大寺
転害門
転害門は脇から通過可能
川上町交差点
R369に合流(うしろ向き)

交通量が心配だったが、登りにかかる前は歩道が完備されているし、それ以降は中ノ川の分岐まで裏道が使えたため、R369に関しては問題なし。浄瑠璃寺・岩船寺に向かう府道33については歩道無しだが、交通量も無くなったので、結局浄瑠璃寺南口まで特に気にせず歩けた。

長尾町交差点
歩道はここまで、代わりに脇道
裏柳生(!?)街道
両側はずっとフェンス
浄瑠璃寺南口
ここから『点線区間』

さてここから地形図で言う『軽車道』に入る。さすがに実線で描いてあるだけあって、クルマで踏み固められた確かな道で、地形図どおりに分岐もあって、ここまでは楽勝。

と思ったら、地形図で言う徒歩道、俗称『点線』に入ったとたん、牛舎だか豚舎だかで放し飼い?の犬十数頭に遭遇。やたら吠えられたが、とりあえず鼻でつつく(嗅ぐ?)以上の物理的攻撃はしてこないので、やるべき食べ物を持ってないことをアピールしつつ前進。

しかしいくらも進まないうちに、採石場?に行く手を阻まれる。さすがに採石場では、作業してなくても関係者以外は立ち入りづらい。地形図上の道は、事務所エリアを突っ切る方向に伸びているが、遠目に蛍光灯が点いている。仕事中だとしたらなおさら、これ以上進むのもとどまり続けるのも難しいと判断。

そもそも見知らぬ犬の大群が寄ってきた時点で普通のハイカーならびびる、というのは飼い主も容易に想像するであろうから、おそらくはここの道は通したくないという意図である公算が大きい。ということで、犬の群れにもまれながら元の道に戻る。結局同伴者に無駄にコワい思いをさせただけに終わった。

というわけで、最初の目的地を目前にして金縛りに遭う。これは困った。

浄瑠璃寺南参道?
わりといい雰囲気の『参道』だったのに…
採石場と豚舎
ここで行く手を阻まれる(東に逃げてから撮影)

課外: 浄瑠璃寺南口を検証する

果たして『浄瑠璃寺南口』は、本当に浄瑠璃寺の南口として機能しているのかどうか? 帰って調べてみた。本当は出かける前に調べるべきなのだが、あえて調べずに飛び込む性質なので、同伴者にはいい迷惑なのだ。

とりあえず、この道を通って浄瑠璃寺に行った人はいるらしい。というか、現地の案内図だと『水飲み地蔵』という水場つきの立派な参道のはずなんだけど!?

あと、採石場作業員に訊ねた方もおられるらしいが、答えが「行ける」「いや行けん」というレベルで、少なくとも「通ったらダメ」という姿勢ではなかったらしい。

で、実際に通ろうとしたら、コンディションが非常に悪く、結局諦めたとの報告もあり。

以上の調査結果により、非常に論理的な結論を導くと「今度逆方向から攻めてみるか」である(笑)。

第1課補習: 迂回して浄瑠璃寺

軽車道をr33に戻る。しばらく車道を歩くことになるので、車道合流前にお弁当を広げる。ストーブ出して、食材出して…チタン鍋がない!? しまった荷造りの時にいっぺんよけて入れ忘れたか!? いずれにしても、食料入手の最も期待できない場所に弁当なしで放り出されるのは大ピンチだ。ここはとにかく、浄瑠璃寺でも岩船寺でも、お昼のありつける場所に一刻も早くたどり着かなければならない。

…という決意とは裏腹に、ショートカットと称して入った山の中で足が動かなくなる。たまらず非常食(カロリーメイト)に手を出す。これでいよいよ後がなくなった、と思ったら、車道(r752)に合流する手前で、そういえばチタン鍋は防水袋に調味料と一緒に放り込んだような気がして確認すると、果たして出てきた(汗)。

というわけで、史上初、非常食を食べた後での弁当になだれ込む。きわめて体裁悪いが、非常食で頭に栄養が回ったおかげで、鍋のことを思い出したのだと思いたい。

本日のメニューは、冷凍ご飯と高菜入りちりめんじゃこ(出来合い)と玉子で雑炊。結果的には、ご飯を冷凍していてよかった。冷凍してなければ、ナベがないと思った時に高菜入りおにぎりにして食べていたはずで、そしたらナベが出てきた時のショックは計り知れないものであっただろう。

話は前後するが、ショートカットということにして、その実ほとんど己の趣味で入った徒歩道、こちらは地形図どおりにr752に出ることはできたが、地形図に載ってない分岐と合流が1回ずつあって、それぞれの道がどこに行くのか非常に気になっている。とりあえず、地形図の点線をトレースできる自信のある方以外は、素直にr33→岩船寺口→r752の車道を歩くことをお薦めする。所要時間もおそらくそちらの方がかからない(笑)。

東鴨川町の山道
地図にない分岐を脇道へ(うしろ向き)
r752合流
たぶん車道を歩いた方が速い
ミロクの辻
ミロクの辻からr47重複区間

そう、浄瑠璃寺に行くつもりが、どういうわけか岩船寺口に来てしまっているのだ。ここは予定を変更して岩船寺→浄瑠璃寺の順番にするか? と一瞬考えたが、まさかこんなアクシデントが起こるとは思ってなかったから、浄瑠璃寺→加茂のルートは調べてなかったし、どちらも距離的に大差ないと思えた(最適なルートで回れば岩船寺→浄瑠璃寺の方がほんの少し短い、ことが判明したのは帰宅後)。それより大事なこととして、予定のコースは平気で変えるわりに、予定の目的地を変えるのはガマンできない性格だったりする。

ミロクの辻を通過して間もなく、その名の由来になった弥勒菩薩が彫られた岩が現れる。道はここで岩船寺に向かうr47と、石仏散策路に分かれる。さきほどの決意により、散策路を進むが、ほんの200mほど進んだところで、今度はそこから岩船寺に向かう徒歩道が分岐。そんなに岩船寺に誘いたいのか(そうか?)。

弥勒菩薩像
車道を岩船寺か、徒歩道を浄瑠璃寺か
岩船寺・浄瑠璃寺分岐
今度は岩船寺への徒歩道分岐
石仏散策路
散策路を浄瑠璃寺へ

かまわずまっすぐ進むと、わらい仏・眠り仏が現れる。この辺の石仏って、正式名をあえて伏せてニックネームで売り出しているような気がするが、しかし見ようによっては、他の場所の阿弥陀さんもみんな笑っているような気がするんだけど??

わらい仏を過ぎて間もなく、みたび岩船寺に向かう、今度は階段が出現。おそらくこれが両寺を結ぶ最短の徒歩道であろう。

久しぶりに民家を見かけるようになったら、唐臼(カラス)の壺に出会う。単に『からうす』がなまっただけで、鳥類とは関係ないらしい。ただし、他の場所で『からす』とか『カラス』とかの案内標識を見かけたりすると、ちょっと自信がなくなるけど。

で、すぐ傍にある石仏が『からすの壺二尊』。ついに石仏自身ではなく近所の物を使って識別されてしまった(^^;。

それより、地形図に載っていないくせにやけにしっかりした道が南方向に伸びている。これもどこに出るのか気になるが、これだけしっかりした道でどこかに出るのなら、標識に行先のひとつも書いてあると思うので、やっぱりすぐ行き止まるのかもしれない。現地の案内図では『クワ地蔵』というのを通って浄瑠璃寺南の参道に繋がるらしいが…? 暇な時にまた来て確かめないと。

わらい仏・眠り仏
わらい仏・眠り仏
唐臼の壺
カラス?の壺、前方に地図にない道
からすの壺二尊
からすの壺二尊

アタゴ灯籠で車道(r752)に合流、5分足らず歩いて浄瑠璃寺門前に到達。採石場から10分で来られるはずが、2時間半もかかってしまった(弁当の時間も含めて)。

アタゴ灯籠
アタゴ灯籠でr752に再合流
やぶの中三尊
やぶの中三尊
浄瑠璃寺門前
浄瑠璃寺目前でUターン

第2課: 浄瑠璃寺→岩船寺

浄瑠璃寺は昨秋に入った、今回は両寺の道順が知りたいということで、門前でUターン。てっきり入るとばっかり思っていたのが拍子抜け。しかし、もし入っていたら、結果的に岩船寺には入れなかったことになる。

来た道を戻る途中、首切り地蔵まで200mの標識があったので寄ってみる。

消防屯所の裏にあるその正体は、地蔵ではなく阿弥陀さんであった。なぜに首切りかというと、あごの下がくびれて切れているように見えるからとか、処刑場にあったからとか言われているが、そんな案内を掲げているもんだから、明らかに大勢に首のあたりを触られているように見える。この分だと本当に切れるのは時間の問題かもしれない。

消防屯所…の裏に首切り地蔵
首切り地蔵に立ちはだかる消防屯所
首切り地蔵
阿弥陀さんなのに地蔵

わらい仏近くの三叉路を岩船寺方面に曲がると、やたらでかい石を使ったワイルドな石段。これは人によっては厳しいかもしれない。

石仏散策路
散策路を岩船寺へ
岩船寺石段入口
岩船寺へはここから石段
岩船寺徒歩道
岩船寺徒歩道に合流

岩船寺奥の院は、ミロクの辻からの徒歩道に合流したところにある一願不動。不動さんなので、もしかしたら谷底まで下りるのかと思ったら、あまり下りないで助かった。

一願不動下り口
一願不動下り口
一願不動
一願不動(岩船寺奥の院)

車道(r47)に再合流すると、まもなく岩船寺に到着。

この時点で15時過ぎ。閉門16時ということで、じっくり見学するにはギリギリの時間である。

府道47号
r47に合流
岩船寺入口
岩船寺入口に到着
山門より
アジサイ参道

こちら花の寺、とりわけアジサイで有名だが、わざわざこの時期にやってくると、本堂内の説明を貸切でやってくれるという利点がある。本堂内は撮影禁止につき文章にて説明すると、本尊は阿弥陀さん。なんでも平等院より古いとか、腕の太さで年代がわかるとか。周囲に鎌倉時代作の四天王があって(そういえば石仏めぐりの磨崖仏も鎌倉~室町初期の作だった)、堂内を一周すると、十二神将と、象に乗った弥勒さんと、三重塔を支えていた初代の?天邪鬼がいる。

池越しに三重塔
本堂から阿字池
本堂から五輪塔方向
本堂縁側より
三重の塔1階
天邪鬼いました

アジサイ広場(休憩所)
アジサイ広場から境内を見下ろす
三重塔3階
3階にも天邪鬼
ミニ五輪塔
重文よりこっちの五輪塔の方がツボ

シーズンを外してはいたが、門限まで境内を回ってしまった。ここから暗くなるまでに最悪でも麓までは下りなければならない。

第3課: 岩船寺→加茂駅

コミュニティバスの路線どおり、r47を通っていけばほぼ確実にたどり着けるが、ここは、やたらカーブの連続する車道を極力通らないショートカットルートを開拓する。

岩船区公民館から100mほど進めば、浄瑠璃寺への車道(r752)が分岐する。狙うショートカットは、ここから浄瑠璃寺方面に200mほど進んだ畑垣外集落から入る。ちょうど岩船観音寺跡からの山道が下りてくる所だが、後で調べたらこれもショートカットだった(汗)。

畑垣外集落
ここからショートカット作戦開始
観音寺跡への道
ここから岩船寺方面にショートカット可

さて問題の道は、一応コンクリートは敷かれてあってちょっと安心したが、とりあえず地図に載ってない分岐が2箇所ぐらいあって焦る。こういう場合、道がなくなるより分かれる方が始末が悪い。極めつけが3方向の分岐で、見た目確かそうな、カーブミラーのある真ん中を選ぶ。カーブミラーがあるということは、少なくとも一時期は、ここを車両(軽トラ?)がかなりの高速で通っていたことを意味する。

木津川眺望
夏期なら夕景スポットかも
Y字路
GoogleEarthだと左の道の方が確か
三叉路
真ん中進んで失敗

路面はいよいよ土と落ち葉と木の枝に変わる。山を下りるほど怪しくなる道というのも珍しい。よく見たら、まだコンクリートの舗装は続いていて、それに土砂が積もったという道。その道が、ほとんど谷底に下りたところの廃畑でぷっつり途切れる。地形図の破線は、ここから沢の流れる方向に続いているのだが…? おそらく同じ地形図を見たであろう誰かが沢まで下りた形跡は認められる。私ももし単独だったら突っ込んだかもしれないが、初心者同伴で何メートル続くか見当がつかない道なき道を進むのは厳しい。

やむを得ず、日没が迫る中を300mほど、例の3分岐まで戻る。地形図の破線の道は、自信がないという意味に違いない!? 装備が不充分ならおとなしくr752まで戻っていたかもしれないが、ヘッドライトとGPSが生きていれば、仮に真っ暗になっても戻ることはできる、と、左の道に入る。こちらは舗装はないものの、軽自動車の轍跡がはっきりついた道である。しかし、元々の破線があてにならないとはいえ、空白の地域を歩くのは何とも心細い。

大久保の田んぼ

現役の田んぼが見えた

途中さらに分岐らしいものはあったが、先ほどの谷に下りる方向に進んでいくと、谷底まで直線距離で100mというところで、ついに左右から伸びる笹に行く手を阻まれる。少し進んで事態が回復しなければ、諦めてr752まで戻ろう、と思ったところで、眼下に現役の田んぼを発見。ということは、少なくとも人里まで行ける道があるということを示している。

とにかく、なんとしても田んぼまではたどり着く、と最後の気合いをいれた割にはそれほど障害なく、問題の沢に再び到達。で、田んぼの向こうに格段に立派な道を発見。しかも沢の上流に向かって伸びている。これはもしかして、さっき追い返された沢で少し頑張っていれば…とも思うがこれは結果論か。機会があれば、逆方向から攻めて確かめたいところ。なんにせよ、田んぼが見えるぐらい明るさが残っていて助かった。ヘッドライトだと足元は照らせても、田んぼは発見できない。

道路改修記念碑

ここから浄瑠璃寺に行ける

ということで、1回のミスコース?を代償に、山道の開拓には成功したが…南加茂台団地に向かう途中、西小~九体寺(=浄瑠璃寺)間の道路改修記念碑に出会う。ということは、ここから浄瑠璃寺は、かなり程度のいい道路なのかもしれない。やっぱり岩船寺→浄瑠璃寺の順番にしとけばよかったかも!?

あとは、南加茂台団地の東端を通り抜けて、加茂駅までまっすぐ。

まとめ

前節でちらっと書いたように、柳生街道から両寺を訪れて加茂に抜けるハイキングにあたっては、岩船寺→浄瑠璃寺の順番が望ましい。

本日のハイキングの最終版で見つけた浄瑠璃寺改修道路は、どうも墓地があるだけで見所は少ないみたい。やっぱり浄瑠璃寺からは、首切り地蔵からプラネタリウム方面に下りて、大門の最大級の石仏を拝むか、ノーマルに府道沿いの石仏群を拝みつつ下りるかのいずれかがおすすめルートになるだろうか。

しかし地形図に載ってない道がやたらあった。いつか歩き潰してみたいが、そうやって行ったら際限なく分岐が発生してどうしようもなくなるような気もする。

距離高低図

本日の距離高低図


時間高低図

本日の時間高低図

2011/01/09 23:36 | カテゴリー:おさんぽ, ハイキング, 写真 | コメント(1)

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