今週はアサリカレー
組合のイベントで潮干狩りに同行する。まさに同行で、生涯のカルシウムは、牛乳以外ではイリコとか塩鮭とか、保存食メインで摂ってきた私としては、新鮮な魚介類に親しむことは拷問に近い。大人になったら味覚が変わるというが、魚介類は味覚以前の問題で、一定以上食べると内臓にダメージがくる。やっぱり子供の頃から食べつけてないといかんのかもしれない。逆に牛乳は大人になったらダメな人が出てくるらしいが、私は全く平気だったりする。体質というのはかなり一生モノらしい。
ということで、今回は撮影スタッフに専念したいところだったが、何の間違いかお土産のアサリが大量に余ってしまって、いやがる私も2人分(というかどう見ても2家族分)持たされた。もちろん魚介類を生きている状態から調理したことはない。
大量に食べて腹壊すのもイヤだが、このまま放置して腐らせるのはもっと許せない。思案したあげく、今週も炒めてカレーに入れることを思いつく。困ったらカレー(笑)。いやアサリカレーは立派なメニューだ。
とはいえ、カレー鍋といえども半分程度しか放り込めない。残りは4%の塩水作って飼っておく。
というわけで、鶏肉の代わりにアサリ(殻付き)を賞味しているが…正直言って、残すのがイヤだから食べますというレベル。まあ3日ガマンだ。
…翌日帰ったら、溶媒に水道水使ったのがまずかったのか高温のせいか、可哀想なことに残り半分が全滅していた。こんなことなら全部炒めてから半分に分けて冷凍でもしておくべきだった。結局内臓のコンディションを落とすのと、もったいない思いの両方を味わうという、ある意味最悪な結末になってしまった。
さらに翌日、お土産を持たせた人に本件を愚痴ったところ、言ったら全部引き取ってあげたのにと言われる。あれ以上どうイヤがったら全部引き取ってもらえたのか、今もってアイデアが浮かばない。自分が悪者になりたくない気持ちはわからなくもないが、来年もし潮干狩りのイベントがあるとしたら、ちょっと考えたい。