第二次片付け大作戦!!
この三連休で、一気に自宅の片付けを進める。
とりあえず文庫本とハードバックを除いてあらかた電子化が完了して、発掘の効率が落ちてきたので、発生した段ボールと共に、2回目の持ち込みを実行する。
そういえば第4土曜日で南クリーンセンターも受付可能なので、最長20年処分できなかったプリンタ含めたガラクタもこの際処分するべく、本日をターゲットに車を借りることにした。が、前日に照会したのがまずくてほとんどの車種が予約済。ただし祇園祭の時と違って、今回は商業車は一部生き残っていたので、ハイジェット…じゃなくてハイゼットを12時間レンタル。今回も7万kmの古参兵らしく、かなりタフに扱われてきたようだが、まあ商業車はこんなもんであろう。
まずは雑誌と段ボールの持ち込み。
「量が多ければ代金払います」との文句があったが、前回は結局何も起こらなかったのはやっぱり個人の持ち込みだったからか、と思って(もとより百円単位の代金よりも自宅が片付く方がよっぽど値打ちがある)、今回ははじめからただ持ち込むだけとの意思を示すためにあえてハカリを外して乗り付けた。だが今回は、ちゃんとハカリに乗れと怒られる。
思うに今回はワンボックスバンゆえ、搭載物の全貌が把握できたからかな? 量で言えば前回の方がよっぽど多かったが、外から見える限りは段ボールしか積んでないように見えたから…計量せずにトランクから大量の雑誌(の残骸)を降ろしにかかったのを見て「ダマされた」と思った、かもしれない。
2回目ゆえに前回よりは要領よく進められて、だ、今回は代金をいただいてしまった(詳細はどこかに迷惑がかかるかもしれないのでひみつ)。それより今回運び出したのが、段ボール雑誌あわせて140kgだったことにびっくり。一部ひみつ基地に逃がしていたとはいえ、計算上はアパートの2階に300kg近い重量があったことになる(^^;
あと、このくらいは言ってもいいと思うので書くけど、雑誌より段ボールの方がkg単価が高いのが、回収業者は段ボールを嫌うという経験談をいくつか伺っていた者として意外だった。してみると、段ボールというのはかさばる分、回収して運ぶ立場としては不利ということなのかもしれない。
一方で処理する立場としては、いろんな色があったり糊がついていたりする雑誌(雑紙?)の方が不利なのだろうかと憶測している。私の雑紙は、とりあえず糊つきの背表紙はあらかた除去しているので品質には自信はあるが(笑)、いかんせん『上質紙』というカテゴリがないので、段ボールでもなく新聞紙でもないということで、雑紙として出すしかない。
ついでに書くと『ボール紙』は『雑紙』らしい。段ボールはボール紙からできていると思っている人間としては納得しがたい。変に化粧されていると厄介なんか? でも段ボールでも化粧しているのがあるしなぁ~。
続いて、京都にやってきて初めて、ゴミ処理場にゴミの持ち込みを敢行する。つまり20年来、大物が捨てられなかったわけで、実にプリンタなんか使いつぶしたのが実に4台無価値に存在していた。大型ゴミとして回収してもらうべく、先日意を決して区役所に申し込みに行ったら、持ち込みを勧められた次第。たしかにいっぺんにプリンタ4台を通りに並べるのはちょっと恥ずかしいし、回収する方も迷惑であろう。
せっかくの持ち込みなので、同様に家庭ゴミにならず捨てられなかった、ハブの壊れたホイール2組と、壊れたCDラジカセ2台も一緒に捨てに行く。まぁ~仮に壊れてなくても、もはやCDラジカセで音楽を聴くことはあるまい。というかこれらのラジカセが現役だった当時、実にCDドライブのないPCが現役だったのである。
さてクリーンセンターに入場。申請書はマークシート、代金支払いは無人ゲートと、自動化が進んでいるが、要所には人が立っていて要領よく案内してくれる。というか最初の人は、捨てたらダメな物を持ち込んでないかどうかチェックするのが仕事らしい。予想どおり、プリンタ4台に怪しまれる(^^; 事業所で出したゴミではないか? ということである。とりあえず20年かけて溜まったものと説明して事なきを得る。
最初の計量。ドライバーは計量から外れなければならない(クルマを降りてハカリから出る)。理由はあとでわかった。
計量後、磁気カードをもらって地面に引いた線に従って進む。構内は信号機付きの交叉点とかあっておもしろい。今回は家電のみということで、コンベアのピットに案内される(ピットの前にもう一度磁気カードのチェックを受ける)。
実は私は、ピットに車庫入れするのは何かの順番待ちかと思って、エンジン切ったあと暫くボーッとしていて係の人にあきれられた。よく見たらピットの先が絶壁になっていて、巨大なコンベアにすでに相当量の大型ゴミが溜まっている。つまりここで、ハッチを開けてゴミを落とせということなのだ。あまりに想像を超えた規模なので、却って見えなかったものである。
あと、絶壁から落とすスタイルに、勝手ながら抵抗を感じた。こんな所から落としたら壊れるやんけ!? いやすでに壊れているし、近い将来さらに粉々になると理屈ではわかっているにもかかわらず、ついソロソロと落としてしまうのが、今までずっと捨てられなかった端的な原因であろう。
ただ、まとめて粉々になる運命を目の当たりにすると、やっぱりプラと金属ぐらいには分解した方がよかったかもしれない、と思ったりする。まあ分解してもそこからどうしようもないけど。
ホイールもほとんどアルミ合金なので、どこかのルートでリサイクルできんかったものか。それ以前にスポークが折れる頃にはホイールごとモデルチェンジしているT湾製のホイールを買ったのが失敗だったとか、いろいろ余計なことを考える。間違いなく、何も考えずに捨てられる人よりも効率は悪い。
20年の想い出があっさりとコンベアに消えて、さて精算である。100kg未満が1000円で、それ以下の料金設定はない。したがって100kgに近い方が有利だが、さすがにプリンタ4台+ラジカセ2台では100kgを大幅に下回るであろう。予想どおり1000円だったが、このとき磁気カードを精算機に入れて精算するのにクルマを降りなければならない。これが入場時にドライバーだけハカリから外れなければならない理由らしいが、考えたらゲート式のコインパーキングみたいに乗ったまま精算できるシステムだったら、最初の計量もクルマに乗ったまま量れるのかな?
というわけで、古紙140kgと廃家電が消えてスッキリ、と言いたいところだが、空いたスペースはたちまち残ったガラクタの整理のために消えてしまった。まあ間違いなくガラクタは掘り進められたわけで、前進したと思いたい。
ところで、今回初めてカーナビもパワーウィンドウもない商業車をレンタルしたわけだが、客を乗せず遠出しなければ充分であった。逆に軽とはいえ乗用車よりはたくさん積めるし(そこまでたくさん乗せる機会はあまりないだろうけど)、バックの時の視界も良好。今まで乗用車にこだわってきた姿勢に反省した次第。