/var脱出大作戦!!
サーバ入替にあたり気色悪いことのひとつは、/varの中に、消さなければならないファイルと、残しておきたいファイルが混在していることである。
ログは、バックアップさえ取っておけば戻す必要はないのでいいとして、デフォルトで/var/libの中にあるMySQLデータベースなどは、残しておきたいどころか冗長化して常時保護しておくべきで、そのため/varはRAID1で作った論理ボリュームをマウントしている。
しかし一方、pidファイルなどは、前システムの生成ファイルを残していると、最初からまともに動かない(ランレベル1で地道にオーナーを合わせていけばいけるかも)ので、/varについては、MySQLデータベースとBINDのchrootだけバックアップを取ってからフォーマットして、サービス開始前に元に戻す、という手順を踏んでいる。この場合、起動しなくなってmysqldumpできなかったり、バックアップすること自体忘れてフォーマットしてしまうと、ちょっとピンチになる。
そんなわけで、再セットアップのついでに、MySQLは日次バックアップをかけているRAID1に、BINDは自動バックアップのないRAID1に置く。これで/varは、いざとなったらいつでも丸ごと消せるRAID1になった。
この準備が活きてくる時が、なるべく遅くやって来ますように。
備忘録
- MySQL … /etc/my.cnfの[mysqld]-datadirのパスを変更
- BIND … /etc/sysconfig/namedにROOTDIR=”(chrootのパス)”を追加