長尺印刷 v. PX-5600 延長戦
先日の印刷失敗について、不覚にもドライバの印刷設定の『プレビュー』を忘れていた。考えたら、プリンタに送るそのままのデータを画面に出すのだから、アプリケーションの『プレビュー』よりは断然アテになる。
実際、先日のバナーを同じ条件でプレビューかけてみると、果たして同じ場所から白紙になる画像が出てきた。これを使えば、実際に紙を消費しない分、調査が断然楽になるのだ。ただし、用がなくてもプリンタの電源を入れないとプレビューできないのが難点。いやオフラインで動かせないわけがないから、こんな制限は比較的簡単に無くせるでしょ!? 知的財産がらみとか、オトナの事情があるんかもしれんけど。
さて今回は、今さらながら、PX-5600のロール紙ホルダーについて詳しく。
ホルダーのうち右側は実質的に右端固定だろうから、左側がセットできる5箇所について、右端との間隔を調べてみた。
他方、ロール紙ホルダーが保持できるのは、その構造から溝の場所から内側5mm、外側16mm程度までと考えられる。ただし右側のホルダーについては右端、すなわち外側につける必要があるはずなので、結局保持できるロール紙の幅は、溝同士の幅+11mm~+16mmという計算になる。
5組の溝同士についてスパンを実測し、そこからセットできそうな最小・最大幅を計算したのが下表。ただし50cm定規での実測につき、1~2mm程度の誤差は確実にあることをご了承いただきたい。
単位:[mm] | 溝間 | MIN | MAX | セット可能用紙(推定含む) |
---|---|---|---|---|
#1 | 58 | 69 | 90 | L判(89mm) |
#2 | 70 | 81 | 102 | はがき(100mm) KG(102mm) |
#3 | 98 | 109 | 130 | 2L(127mm) |
#4 | 180 | 191 | 212 | 六切(203.2mm) A4(210mm) レター(215.9mm)?? |
#5 | 298 | 309 | 330 | A3ノビ(329mm) |
さて、マニュアル上では、203.2mm(六切?)、210mm(A4)、215.9mm(レター?)、297mm(A3)、304.8mm(四切?)、329mm(A3ノビ)の6種類のみ『フチなし印刷』が可能とある。
しかし、上記のうち297mmと304.8mmは、どう考えてもロール紙ホルダを本体背面に装着して給紙できるとは思えない。逆に、少なくともドライバの印刷設定では、ユーザ定義サイズでどのような数字にしても、フチなし印刷のチェックは無効にならないし、ポップアップもフチなし印刷可能と言ってくる。もっとも、今のプリンタでフチなし印刷は、よっぽどのことがない限り避けるつもりでいるけど。
それにしても、先日も似たようなことを書いたが、六切のロール紙とかなんか、見たことないけどなぁ。