長尺印刷 v. PX-5600 さらにヒッパる
給紙指定に『ロール紙』と『ロール紙(長尺)』があるけど、これってどう違うのか!?
マニュアルの文句と、印刷設定での挙動からまとめると
- 『ロール紙(長尺)』は、長尺対応アプリから印刷する時に現れるらしい
- 長尺対応アプリでは、用紙サイズを超えた印刷ができるらしい
- 『ロール紙(長尺)』を選ぶと、切取線の印刷指定のチェックボックスが用紙節約のチェックボックスに変わる
…もしかして、印刷設定で言う『長尺』って「原稿ごとに用紙排出しない」、いわば昔のラインプリンタに似た動作モードという意味なのかな? たとえばA4サイズの1文字、という印刷を10回繰り返すと、普通なら印刷単位ごとにフォームフィードがかかるべきところ、前のデータにすぐ続いて次のデータを印刷することで、あたかも10文字からなる巨大なデータを印刷したような結果になる。
これなら、1文書あたりの用紙サイズはそれほど大きくなくても、比較的簡単かつ確実に(途中で予期せず白紙になったりせずに)印刷できそうだ。「サポート用紙サイズ以上の大きさの印刷ができる」というのも、この仮説に従えば辻褄が合う。
そんな中で、事もあろうにメーカーサイトで「いくつかの長尺対応アプリで長尺印刷するノウハウ」みたいなページが公開されているのが気になっている。何が気になるって、いずれも長尺印刷と言いながら『ロール紙(長尺)』を選んでいないのだ。すなわちここで言う『長尺』とは、文字どおり単なる『長い紙』という意味であって、そのテーマは、あくまでも「長い単票用紙に一発で印刷する」なのだ。
PX-5600がサポートする最大長3276.8mmは、プライベートレベルでは充分長いのかもしれないが、不定形用紙としてセットした範囲内で編集・印刷する以上、所詮「ちょっと長い単票用紙」に過ぎない。「単票用紙の印刷にロール紙を使いました」であれば、これは『ロール紙(長尺)』ではなく『ロール紙』設定になるべきであろう。
とりあえず、印刷設定で『ロール紙(長尺)』が出るということは、Office2007シリーズもIllustratorCS4もPSE9も長尺対応ということらしいが、いずれも印刷設定で定義した用紙サイズはプレビューで超せたことがない。すくなくとも超える方法は見つけられていない。実は印刷してみたら何事もなく出る??のかもしれんけど、これはさすがにどこかから調査費でも出ない限り確認する気がおこらない(笑)。
まあ印刷できれば用語のブレなんかはどうでもいいけど、各印刷単位の長さ(=隣同士のデータの位置関係)をいちいち計算しなくてすむ有利も捨てがたいので、仮説どおりに長尺印刷できるかどうか確かめてから、こっちの方も調査してみたいものである。後継機種が出たというのに何をやっているのか!? んで後継機種では、このへん色々考えているのが無意味なぐらいスッキリ解決していたりしてね(笑)←あくまで未確認です
…もし「長尺対応アプリでは『アプリが扱えるサイズの原稿』を超えたサイズの印刷ができる」の誤記だったら、上記ノウハウサイトの件も含めてすべての辻褄は合うけど^^;
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