MA-TB38BK
職場で使っていた方のCordlessOpticalTrackmanがついに壊れた。受信側はCONNECTボタンで確認画面が出るなど、正常に動いているように見える一方で、トラックボール側のどのような操作も反応しないことから、今回は送信部か電源の異常が考えられる。すくなくとも原因の特定と修理を行う気にはなれない。ごく短期間、他のトラックボールに浮気していた時期を除いて、マイクロスイッチを交換しながらほとんど8年使ってきたことになる。まあ大往生と言えるかもしれない。
さて、マウスなんかはこの8年でとてつもなく進歩してきたのに対して、トラックボールはいまいち低調である。そりゃ畳やガラスの上でもちゃんと動かせるみたいな課題とは無縁だから無理もないが、Logitech(ロジクール)なんか、今もってマイナーチェンジ以上のトラックボールを出していない。形状に関してはこれ以上の変更は望まれないのかもしれないが、通信の不安定なのをなんとかしてほしい(たとえば2.4GHz化とか)のは、トラックボール派の多くが思っている事ではないかと考える。
私については、どうせトラックボールは据えるものだから、電池の心配やら、調子の悪い時に原因を絞り込みにくいことやら考えたら、いっそのこと有線でいいんだけど。
で、無線がらみでイヤな思いをするたびに、他メーカーの他製品(有線)に乗り換えかけて、さらにひどい目に遭って帰ってくるということを2回ぐらいやったが、今回も懲りずに有線を試しに走る。
ところで、トラックボールってば、ただでさえ絶対数が少ないところへ、常用とか非常用(マウス派の人が局面により仕方なく?使う用)とか、常用でも親指で動かすとか親指以外で動かすとか、相容れないタイプに割れてしまうので、どうしても選択の幅は狭くなるのだ。
私はフィンガーオペレーション、というわけで、今回はサンワサプライのMA-TB38を試したところ、ポインタがビュンビュン動くのに驚く。やっぱりボールはでかい方がいい。すくなくともマウスポインタの動きに関しては、OpticalTrackmanより上と考えた。LogitechもMarbleの時は、ごのぐらい大きかったのにねえ。
正直、ボールの向こう側を回す(左右回転時の回転軸が前下がりになる)クセのある私としては、今回ボールが(前上がり回転軸を想定した)受け傾斜にセットされているのが不安だったた、今までどおりボールの向こう側を回しても、結構思ったとおりに動いてくれた。
店頭には感触を確かめるためのサンプルが置かれていることが多いが、個人的には、実際に接続した状態でのポインタの動きこそ確かめたいものである。
あとはユニバーサルスクロールが使えれば…というのは贅沢にしても、スクロールホイールの場所をどうにかしてほしかった。左手で操作する人の事を考えて左右対称にした結果、全員にとって操作性が悪くなったら何にもならない。マウスみたいに数が出たら『右手専用』『左右対称』の両面作戦ができるハズなのに残念なことである。というかホイールを左右ボタンの外側ぐらいにつけて、それぞれ上下・左右スクロールどちらかに割り当てられるというスタイルにでもしてくれたら、あと1000円ぐらい高くても私は買うと思う。
というわけで、ホイールの位置を除けば、私の使い方ではCordlessOpticalTrackmanをカバーしうるトラックボールと判断する。Logitechには残念な結果だが、次を出してきてくれたらまた考えるのでよろしく。
コメントフィード
トラックバックURL: http://iwashi06.dai-mine3.net/2011/08/26/ma-tb38bk/trackback/